動物共生研究科/総合科
人と動物の共生を手助けする「動物共生環境コーディネーター」を育成します。
動物共生総合科(4年制)を卒業すると“高度専門士”の称号が付与されます!
"高度専門士"とは、高度な専門学校の4年制修了者を適切に評価できるように2005年に創設されました。
"高度専門士"は大学院の入学資格が与えられるなど、従来の「専門士」を超える高い評価・優遇を受けることができます。
学科概要
現在、人間にとって動物はかけがえのない存在になってきています。その陰で、動物が絡む様々な問題も起こっています。
例えば、公共施設への出入りをする補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)や、共同住宅での飼育問題、捨てられる多種多様なペットたちが起こすトラブル、動物虐待などです。
そのような背景から動物と人間が快適でかつ幸せに暮らせる環境づくりが急がれています。
正しい動物の知識と、諸問題に臨機応変に対応できる豊富な環境知識を持ち、動物と人間をつなぐ動物共生の環境をコーディネートできる人材の育成が必要になってきています。
本校ではそのような人材を育成するために、動物共生研究科と動物共生総合科を開設いたしました。
これまで培ってきた動物教育を基礎に、伝統ある中央工学校グループの教育ノウハウを活かし、動物と人間がよりよく暮らせるための「動物共生環境コーディネーター」の育成とライセンス取得を目指します。
学びのPOINT
動物全般の知識を幅広く習得できる
動物臨床助士(初級~中級)とサロントリマー(2級)、家庭犬訓練士(初級)、動物共生環境コーディネーターの取得が必須となっており、訓練、看護、美容、飼育、介在などすべてを学びます。また、動物との共生社会を支えるアドバイザーとして求められる交渉力やプレゼンテーション能力などの向上も目指します。
動物と暮らす住環境と福祉知識も学べる
動物と人間の共生社会をコーディネートする知識と技術を身につけるため、専門分野のみならず、建築、住環境、家庭犬訓練、福祉・動物介在活動などについても学べます。
「しつけ」「訓練」は子犬から成犬まで
動物の本能的な行動を理解し、管理方法やしつけの重要性と実践方法を学び、飼い主さんと動物がよい関係を築くための指導方法を学びます。4年次には、今まで学習した訓練手法を活かして、学外に向けた教室の開講・運営を行う「しつけトレーニング実習」を選択できます。
4年制でさらに高い専門知識を習得
動物共生総合科では、4年次に愛犬美容・動物看護・家庭犬訓練の3つの専攻から興味のある分野を選択し、より専門的・実践的な知識と技術を習得。福祉業界や建築業界など、業種を超えて活躍できるオールラウンダーを目指します。
実習内容
動物共生研究科/総合科では、動物が人間のもたらす効果を福祉の面から学ぶ「ホームヘルパー理論・動物介在実習」や、動物看護に必要な観察力と動物福祉の精神を養う「動物管理実習」など、動物と人間の共生社会を実現するために業種を超えて活躍する人材を育成する実習を用意しています。
カリキュラム
必修科目
一般科目 |
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専門科目 |
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実習科目 |
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必修選択科目
美容専攻 |
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動物看護専攻 |
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家庭犬訓練 専攻 |
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選択科目
研修 |
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主に取得可能な資格
- 愛玩動物看護師(国家資格)
- 動物臨床助士(初級~中級)
- 家庭犬訓練士
- サロントリマー
- 動物共生環境コーディネーター
- リテールマーケティング(販売士)検定
- 福祉住環境コーディネーター(3級)
- 介護職員初任者研修
- ビジネス(B)能力検定ジョブパス
- 愛玩動物飼養管理士
※学科、専攻により取得できる資格・階級などが異なります。
その他取得可能資格目指せる職種
- 動物病院
- ペットサロン
- ペットショップ
- 動物関連企業
- 犬のしつけ教室インストラクター
- ドッグシッター
- ドッグライフカウンセラー
- ペットカウンセラー
- 建築・福祉関連企業
在校生の声
動物共生研究科2年芦名 陽菜乃(あしな ひなの)さん
ドッグトレーニングの他、看護や美容も学べることに惹かれました。
幼い頃から犬を飼っていて「人と動物が共に幸せに暮らせる世の中にしたい」という気持ちから、ドッグトレーナーに興味を持ちました。動物について幅広く学べる動物共生研究科があることを知り、入学を決めました。
動物共生研究科はクラス替えがなく、卒業まで同じメンバーで過ごします。みんなで助け合いながら一緒に学べる環境がとても心強く、そして楽しいです。ドッグトレーニングを学ぶ動物行動実習では、言葉の通じない犬といかに意思疎通をし、同じ目標に向かっていくかが大切だと実感しています。将来は、犬の問題行動を少しでも減らし、飼い主様に喜んでいただけるドッグトレーナーとして活躍したいです。