共生科BLOG
看護・共生2年生 軽井沢研修 2日目午後編
こんにちは!!
最近寒さが厳しくなってきましたね
看護科・共生科・2年生軽井沢研修も後半にさしかかってきました
今回の軽井沢研修の目玉の「クマと人との共生について」の講義を受けました!
講師は、「NPO法人 ピッキオ 田中 純平」先生です。
田中先生は野生動物の保護管理活動、おもにクマに環境教育をしています
講義の様子です
環境教育とは・・・人間の暮らしている場所に入ってこないように野生動物を訓練することです。
この方法は、動物を傷つけることなく人の居住区域から遠ざけることが可能です
田中先生は、「ベアドッグ」と共にクマに環境教育を施しています!
「ベアドッグ」とは、クマの匂いを察知する特別な訓練を受けた犬です。
人家などに接近しようとするクマを大きな声で吠えたてて、森の奥に追いやることが出来ます
これを繰り返すことでクマに環境教育をすることが出来るそうです。
「ベアドッグ」のお仕事はこのほかにも・・・
クマのことを詳しく知らない人に向けての
教育・普及活動もあります
クマと人の共存を呼びかける親善大使の役割も担ってるそうです
そして、今回は講義だけではなく実際に「ベアドッグ」に会うことも出来ました
感激です〜
この「ベアドッグ」達は二週間ほど前に日本に来た
ピカピカの新人さんです!!
タマちゃん(右)とナヌックくん(左)です
かわいい〜♪
タマちゃんの名前は、田中先生のペアであった、先代「ベアドッグ」のブレッド君の名前と感謝を忘れぬようにブレッド=銃弾の弾(タマ)の日本語名にしたのが由来です。
ナヌックくんの名前は、イヌイット語で「クマ」を意味し、そこから白クマのように「強く」「やさしく」なってほしいという願いが込められています
タマちゃんとナヌックくんと共に記念写真
二頭に出会った後は、実際に森に行き、人とクマの共存についての取り組みを見学しました。
ピッキオさんでは、人の安全を守るために電波発信機を使ったクマの行動調査や
クマに荒らされないゴミ箱の開発をしています。
この結果、1998年頃に年間100件を超えていた公共ゴミ箱の被害は、
現在までに0〜2件で減少しているんですって。すごい!
そして、今回は実際に電波発信機を使っている様子や対策用のゴミ箱を見学してきました
今回の軽井沢研修で、私は野生動物との共存の難しさと人と野生動物の生活圏を守る大切さを学び、
体験することが出来ました
貴重なお時間、ありがとうございました