ハムスター

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知る・学ぶ 2021-12-17

元気で健康なハムスターをお迎えしよう! ペットショップで確認すべきポイント

ペットショップで販売されているさまざまな種類のハムスターの中から、新たな家族としてお迎えする子を決める前にまずはなるべく元気で健康な個体を選びたいものですが、実際に目にしていきなり健康状態が良いハムスターを見分けるのは難しいかもしれません。

しかし、ハムスターを一度よく見てみて、皮膚の状態や目や耳などをチェックしてみるとその子の健康状態が分かることがありますので、まずは店員さんと一緒に確認してみましょう。ハムスターのなかにはパッと見ただけでは分からない、思わぬストレスを抱えているのが分かることも。

そこで今回は、ペットショップでハムスターを購入する際に、元気で健康な子を選ぶポイントについてご紹介します。

まずは安心して購入できるペットショップ選びが大事

元気で健康なハムスターをお迎えするには、販売しているペットショップの安全性をチェックする必要があります。

まず、お店やケージの環境が清潔に保たれているか確認しましょう。ケージが汚れていて店内のニオイも特にひどい場合は、そのお店での購入はやめた方が無難です。衛生管理ができていない店で販売されている動物は、すでに病気にかかっている可能性があります。
ペットショップは生き物を扱うお店なので、掃除や消毒をしっかり行う必要があるにもかかわらず基本的なポイントを満たせていない時点ですでにNGと考えましょう。

また、ペットショップは、動物が飼い主の手に渡るまで健康管理を行う義務があります。ハムスターの場合は栄養豊富なエサとして「ペレット」を与えているかも確認しましょう。ペレットは木の実や種を粉末状にした固めたエサであり、ハムスターに必要な栄養素が含まれた主食です。
ハムスターはペレットを与えないと十分な栄養が摂れないので、エサ入れを見て何を食べさせているかもチェックしましょう。
さらにハムスターをオスとメスでケージを分けているかも重要です。一緒に飼育していると妊娠することもあり、知らずに購入して赤ちゃんを産んでしまうこともあります。きちんと分けて飼育しているペットショップで購入しましょう。

そして、ペットショップのハムスターやほかの動物の飼育環境はもちろんですが、来店した際の接客態度は基本中の基本として、購入後も飼育で分からないことや困ったことがあったら気軽にアドバイスを聞きやすいかどうか、アフターケアなどサポート体制が充実しているかどうかについてもしっかり確認しておきましょう。

元気で健康なハムスターを見分けるポイントをおさえておこう!

それでは実際に健康なハムスターをお迎えするためには、ハムスターのどこをチェックすれば良いのでしょうか?
ペットショップでは基本的に同じ種類・性別のハムスターは同じケースに数匹で入っていることが多いので、以下のポイントを参考に比べてみましょう。また、一匹のハムスターが何らかの病気になっている場合は他の個体も具合が悪くなっていることがありますので注意が必要です。

毛並みや皮膚の様子

ハムスターの毛並みがボサボサとしていないかチェックしましょう。個体差によっても変わりますが、本来とてもきれい好きなハムスターは何らかの体調不良や病気の疑いのある健康状態の良くない個体になると毛づくろいをしなくなることが多いため、毛並みが悪くなります。
そして毛並みを確認する時に、皮膚の状態も見ましょう。脱毛症や赤くかぶれている場合は皮膚病の可能性があります。
また、ストレスが原因となって毛並みや皮膚に影響が出ていることがありますが、家に連れて帰ると治ることがある一方、逆に飼育し始めてから影響が出ることがないように気をつけて下さい。
そして、ケガがないかもチェックしましょう。ハムスター同士でケンカをしたり、爪が伸びていて自分で引っ掻いたりして傷ができている場合は、飼育や健康管理が十分できていないと考えられます。

目、耳、鼻、歯などをチェック

ハムスターの目はしっかり開いているか確認しましょう。昼間の時間帯のハムスターは眠たい目をしていることが多いですが、特に目ヤニや涙が出ている場合は「結膜炎」など目の病気の可能性があります。
耳は健康だと常にピンと立っていますが、倒れている場合は病気を抱えて弱っていることがあります。
歯は、上下4本の前歯が伸び続けますが、4本の長さに違いはないか、欠けていないかを確認しましょう。歯に異常があるままにしておくと、口の中を傷つけたり食事ができなくなったりして、早く亡くなってしまう恐れがあります。
鼻水が出ていないかも確認しましょう。鼻水は風邪や鼻炎にかかっている可能性が高いです。

お尻まわりの状態

ハムスターのお尻を見て周りが濡れていたり汚れていたりしていないかチェックしましょう。汚れている場合は、下痢をしている可能性があります。原因が細菌や寄生虫の場合は、同じケージで飼育しているハムスターにも感染している可能性があるので注意が必要です。
念のため、お尻だけでなくお腹の体毛などもウンチやオシッコなどで変色していないかよく見ておきましょう。ハムスターの下痢は命にもかかわるためペットとしてお迎えしても残念ながら長生きできない可能性があります。

元気に動き回っているか

健康的なハムスターであれば、ケージ内を元気よく走り回ったり、店員さんの手の中で暴れたりするのが正常な反応です。歩き方がおかしいなど何らかの異常が見られる場合は怪我や病気の可能性もあるのでよく確認しましょう。

太りすぎ・やせすぎていないか

ハムスターは少し見ただけでは体型を見極めるのが難しい動物ですが、他の個体と比べてみて太りすぎ・やせすぎていないかチェックしてみましょう。
明らかに太りすぎであれば何らかのストレスを抱えている可能性があり、やせすぎている場合は病気に弱い・臆病な子である可能性があります。

元気で可愛いハムスターと楽しい生活を!

元気で可愛いハムスターと楽しい生活を!
元気で健康なハムスターと出会うためには、信頼できるペットショップを見極め、体に異常がないかチェックしてお店の方と相談しながら慎重に選ぶことが大切です。特にハムスターを飼うのが初めてということであれば、いくつかお店を回ってみるとよいでしょう。
ハムスターは夜行性なので、基本的に昼間は寝ています。そのため健康な子はもちろん、どの子がなつきやすくて性格が温厚で飼いやすいのか見分けるためにも、ペットショップに行く時はハムスターが活発に動き始める夕方以降に行くことをおすすめします。ただし、閉店間際は避けてじっくりと時間をかけて選んでみてくださいね。

「この子だ!」と感じたハムスターに出会えたら、急いで購入せずにまずは触らせてもらいましょう。手に近づけたときに逃げたり噛んだりしてくる子は臆病でなつきにくい傾向があり、反対に手に乗ってきて元気に動き回っている子は落ち着いていてなつきやすい可能性があります。どちらに魅力を感じるかは人それぞれですが、連れて帰っても優しく見守るような気持ちで接してあげてください。

また、ペットショップを訪れて「色々なハムスターがいてどれも可愛くて選べない!」という方は、ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターが初心者でも比較的飼いやすい人気のハムスターなので、まずはこの2種類からお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?

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知る・学ぶ 2021-03-24

ペット初心者にも大人気! ゴールデンハムスターの特徴や飼育の注意点

ゴールデンハムスターは、ハムスターの中でもトップクラスの人気を誇る品種であり、ペット初心者でも飼いやすい動物として注目を集めています。ゴールデンハムスターは体が丈夫である上、性格が穏やかで優しいという長所がありますが、お家に迎える際にはいくつかポイントと注意点があります。

そこで今回は、ゴールデンハムスターの特徴や飼い方、飼育の注意点などについてご紹介します。

ゴールデンハムスターの特徴と基本的な飼い方を知ろう!

ゴールデンハムスターをお家に迎える前に、次のような特徴や飼育のポイントを押さえておきましょう。

特徴

ゴールデンハムスターは、シリアやレバノン、イスラエル原産のハムスターです。大きさは16cm~19cm、重さは140g程度で、ハムスターの中では大きめです。比較的穏やかで人懐っこい性格のため、ペット初心者の方でも飼いやすいといわれています。

種類

ゴールデンハムスターの種類にはオレンジ色と白色の毛からなる「ノーマル」タイプのほか、全身クリーム色の「キンクマ」、全身真っ白な「ホワイト」、ツヤのある黒毛で覆われた「ブラック」、全身白っぽい毛色の「グレー」、茶色ベースの「ミンク」などがあります。機会があれば様々な毛色の子と触れ合ってみましょう。

生活リズム

ゴールデンハムスターは夜行性のため、昼間は寝ていることが多いです。したがって、お仕事で夜しかゆっくり触れ合う時間が取れず、ペットを諦めていた方にもオススメです。
なお、ハムスターは非常に繁殖力が高いため、多頭飼いはしないようにしましょう。

食事

食事は基本的に1日1回で、「ペレット」と呼ばれる固形フードと新鮮なお水を与えます。
これだけでも十分栄養を確保できるので、不用意に人間の食べ物を与えないようにしましょう。特にネギ類やアボカド、ジャガイモは中毒を起こしやすいので注意してください。

飼育環境

ゴールデンハムスターの飼育環境の適温は20℃~23℃なので、年間を通してこの室温を維持するように心がけましょう。
また、ゴールデンハムスターはもともと1日9km~20㎞程度走る動物ですので、運動不足にならないようにケージ内に回し車などを置いてあげましょう。

寿命

ゴールデンハムスターの寿命は平均2年~3年といわれています。飼育環境が適していれば4年程度になることもありますが、基本的に犬や猫ほど長生きではないので、この点は飼う前に覚悟しておかなければなりません。

ゴールデンハムスターの飼育に必要なものとは?

上記のような特徴を一通り理解した後、「ゴールデンハムスターを飼おう!」と決めた方はあらかじめ次のものを用意してあげましょう。

大きめのケージ、柔らかい木製チップ・干し草の床材

体が大きいゴールデンハムスターの動きを制限しないよう、幅45㎝、高さ25cm以上の大きめのケージを用意します。
ケージの下に敷く床材はゴールデンハムスターの体温を保温したり、物理的な衝撃から守ったりする役割を果たす重要なアイテムなのでこちらも必ず用意しましょう。素材は柔らかい木製チップや干し草が理想的です。

専用トイレ、給水ボトル、餌入れ

個体によりますが、ハムスターは特定の場所でトイレをすることがあります。飼い始めからトイレを用意しておけばそこで用を足してくれる可能性が高いので、ぜひハムスター専用トイレを用意しましょう。トイレを覚えてくれるとケージの掃除も楽です。
そしてケージの中で落ち着いて食事ができるよう、新鮮な水と餌を入れる給水ボトルと餌入れも準備しておきましょう。

回し車、ヒーター

回し車があるとハムスターのストレス発散・運動解消に便利です。飼い主としても回し車の中を走る様子は大変可愛らしいものですよ。
なお、ケージ内が寒すぎると冬眠モードに入ってしまうので、ハムスター用のヒーターを使って適切な温度を維持しましょう。

ゴールデンハムスターを飼うときの注意点

飼いやすいと評判のゴールデンハムスターにも実際の飼育ではいくつか注意点があります。

まずは、毎日の体調チェックを必ず行うようにしましょう。下痢や体重減少、毛並みの変化、食事や水分摂取量の減少、排泄状況の変化(おしっこに血が混じる)などがあれば、早急に動物病院を受診してください。
また、飼育しているケージが汚いと体調不良の原因となるだけでなく、ケージや手を噛むといった行動が見られるため、こまめに掃除し清潔に保ちましょう。

そして、無理に触ることは控え、ゴールデンハムスター自ら来てくれるのを待ってゆっくりと距離を縮めましょう。特に飼い始めたころは付きっきりで構ってあげたくなるものですが、のんびり気長に接するようにするとハムスターもリラックスできますよ。

まとめ

ゴールデンハムスターの特徴や飼い方、飼育の注意点などについてご紹介しました。「愛らしい姿が毎日癒しを与えてくれる」とファンの多いゴールデンハムスターですが、その愛らしさを守るためには特徴や習性に合わせた適切な環境が不可欠です。
ゴールデンハムスターの飼育を検討している方はぜひ、この点を覚えておいてくださいね。

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暮らし 2021-01-22

冬も元気に! 寒さが苦手なハムスターの防寒対策

冬が到来すると、ペットが寒がって体調を崩さないか心配になる方は多いものです。
実際、人間のような体温調節機能を持たないハムスターはとても寒がりであり、防寒対策が万全でないと命を落としてしまう恐れもあります。そのため、しっかりとした防寒対策をしてあげることが大切です。

そこで今回は、ハムスターの飼育に適した温度や防寒対策の方法、タイミングについてご紹介します。

ハムスターの飼育に適した温度と防寒対策開始のタイミングは?

ハムスターは体温調整が大変苦手であり、その上とても繊細な性格でストレスに弱い動物です。そんなハムスターがストレスをためることなく快適に過ごせる気温は20~25度、湿度は40~60%程度といわれています。
したがって、飼い主の方はぜひ、この温度・湿度の飼育環境を作ってあげましょう。

そして、防寒対策は室温を適宜チェックして、ハムスターの動きが鈍くなってきた頃に行うと良いでしょう。気温差が大きくなってくる9月頃からが大体の目安です。
地域によっても冬の到来時期が異なるので、秋に入ったら適宜温度計で室温をチェックしてください。

自宅で簡単にできるハムスターのための防寒対策

冬の飼育環境はハムスターの健康を左右する重要なポイントです。
ハムスターの心身に負担がかからないよう、飼い主の方は次のような対策を心がけましょう。

エアコンで24時間室温を管理する

ハムスターを冬の寒さから守るためには、空調設備で室温を調整する必要があります。そのため、エアコンを使用している場合はできる限り24時間稼働させておくことをオススメします。
しかし、不在時はエアコンをつけっぱなしということも難しいかもしれません。その際にはタイマーを利用し、エアコンが稼働する時間を工夫すると良いでしょう。

ケージの置き場所を調整する

室内の温かい空気は下から上へ流れていきます。したがって、エアコンの風向きは下向きで調整し、ケージは高めの場所に置いてあげると良いでしょう。
また、高い位置に置いてあげることで、床上の足音や落下・衝撃音などによるストレス軽減にもつながります。

断熱材でケージの周りを囲う

ケージの周りを段ボールや発泡スチロールなどの断熱材で囲って保温効果を高めてあげることも、防寒対策として有効です。囲む際には全面ではなく、ゲージの中が見えるような形で保護してあげるとハムスターの様子が確認できるのでオススメです。

まとめ

ハムスターの飼育に適した温度や防寒対策の方法、タイミングについてご紹介しました。
動物は本来、生息する地域の環境に合わせて生きていけますが、人間のペットとして飼育されている場合は同じようにはいきません。ハムスターをはじめとする体温調節が苦手な動物を飼っている方は、この点を念頭に置いた上でそれぞれに最適な飼育環境を作ってあげましょう。

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