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知る・学ぶ 2019-05-21

猫の多頭飼いを始める前に大切なポイント

猫を飼っている人の中には、さまざまな理由から多頭飼いを始める方もいらっしゃいます。

猫の多頭飼いについては、「猫のストレスになる」、「猫のさみしさを紛らせることができる」など意見が分かれるところですが、実際に猫はどのように感じているのでしょうか?

そこで、今回は猫の多頭飼いについてご紹介します。

猫は一匹でいることを好むわけではない?

猫はよく一匹でいることを好むといわれていますが、すべての猫がそうとは限りません。

猫は縄張り意識が強いため単独行動を好む傾向にありますが、縄張りを共有して猫同士近くで行動している野良猫も多く見られます。例えば、寒い時期は野良猫がたくさん集まって寝ているところを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?

さらに、縄張りをパトロールするときや気候がよいときは単独で行動することも多いですが、仲のよい猫同士であれば行動を共にしていることもあります。

このように、自然に生きる野良猫の行動を見ると、一概に猫は一匹でいることを好んでいるとは言い難い面もあります。

人間と同じように、猫の性格によって行動はかなり変わってくるといえるでしょう。

猫を多頭飼いするときに必要なステップ

猫は単独行動を好む傾向にあるものの、一匹でいることを必ずしも好んでいるわけではないことが分かりました。

しかし、どんな猫でもいきなり他の猫と顔合わせをすると、ケンカになったり、大きなストレスを感じてしまうことがあります。ここでは、猫を多頭飼いするときに必要なステップをご紹介します。

新しい猫のニオイに慣れさせる

まずは新しい猫を一つの部屋に隔離しておき、その部屋に先住猫を入れないようにしておきましょう。

猫は鼻がよいので、すぐに新しい猫のニオイに気付きます。最初は飼い主にほかの猫のニオイがついていることを確認しますので、少しずつそのニオイに慣れさせましょう。

新しい猫をケージに入れて様子を見る

先住猫がニオイに慣れてきたら、次は新しい猫をケージに入れて様子を見ましょう。

先住猫を新しい猫の部屋へ自由に出入りさせると、自分から徐々に近づいていきます。このとき、ケージには上から大きなタオルなどを被せて中を見えないようにすると猫同士のストレスが軽減されるのでオススメです。

ケージから新しい猫を出してみる

次はケージを覆っていたタオル等を外して、ケージ越しに対面させてみましょう。最初は猫同士で威嚇しあうかもしれませんが、慣れてくるとお互いにニオイを確認するようになります。

その後、新しい猫をケージから出して直接対面させてみましょう。あとは二匹の相性が合うかどうかを見守ることになります。

猫の性格や環境によっても異なりますが、多頭飼いを始めて約1週間から2週間程度でお互いの存在に慣れていくといわれていますので、焦らずにじっくりと猫同士の距離感とタイミングを見守ってあげましょう。

先住猫が甘えん坊の場合は、飼い主の愛情を新しい猫に取られたと思い、それがストレスになることもあります。新しい猫が来ても、以前と変わらない愛情で先住猫を可愛がってあげてください。

まとめ

多頭飼いは猫の性格によって合う・合わないがあります。

一緒に暮らし始めてもなかなか慣れないときは、焦らずにゆっくりと待つことが大切です。

猫同士が仲良くなれば、多頭飼いならではのじゃれあう可愛い姿などが見られるかもしれません。その時を楽しみに、それぞれの猫のペースを尊重し見守ってあげてくださいね。

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知る・学ぶ 2019-05-14

雑種犬とミックス犬の違いとは?

近年はペットショップなどで「ミックス犬」という表記を目にすることが多くなりました。「ミックス犬」と言うと「雑種犬」を思い浮かべる方も多いと思いますが、この二種類にはどのような違いがあるかご存知でしょうか?

そこで、今回は雑種犬とミックス犬の違いについてご紹介いたします。

昔からお馴染み?! 雑種犬とは

はじめに、昔から日本で親しまれてきた「雑種犬」には具体的にどんな特徴があるのか見ていきましょう。

雑種犬は、2種以上の異なる品種の犬同士が自然に交配して生まれた子供のことを指します。

今では野良犬を見かけることがほとんどなくなりましたが、昔の日本では屋外に放されている犬や野良犬が多く、人間の気付かないうちに交配して繁殖していたため、街中には雑種犬がたくさんいました。

そのため、雑種犬はさまざまな種類の犬の血が混じり、見た目や性格などの個性が犬によって大きく異なっていました。また、地域の気候や環境に適応していること犬も多いです。

現在、日本で定着している雑種犬のイメージはここからきているといわれており、雑種犬と聞くと日本犬の血が混じった中型〜大型犬を思い浮かべる方が多いのはこのためです。

可愛らしい姿が人気のミックス犬とは

次に、近年ペットショップなどでよく目にする「ミックス犬」にはどんな特徴があるのでしょうか?

ミックス犬は、主に人工的に異なる種類を交配させて生まれた犬のことをいいます。実はミックス犬と呼ばれる犬も2種以上の血が掛け合わされた雑種犬なのです。

ただし、ペットショップで取り扱っているミックス犬は純血種同士を人工的に掛け合わせた、親がはっきりしている犬がほとんどです。

そのため、親からどのような特徴を受け継いでどのように成長するかもある程度予測ができます。

代表的なミックス犬の種類には、チワワとプードルから生まれた「チワプー」や、シーズとマルチーズから生まれた「マルシーズー」、チワワとダックスの「チワックス」などが主に挙げられます。そのほかにも、「マルプー」や「ポンスキー」など様々な種類のミックス犬が生まれており、大きな耳や長い銅などそれぞれの犬の身体的な特徴が合わさることで可愛らしい姿が楽しめます。

雑種犬とミックス犬の違いを知って飼育しよう!

雑種犬とミックス犬の違いについてご紹介しました。

雑種犬もミックス犬もどちらも違う犬種の掛け合わせによるものだということがお分かりいただけたと思います。

主にペットショップ等で「ミックス犬」の表記が多いのは、「雑種犬」というと野良犬などを連想する等の理由で好まない人への配慮や、「雑種」という言葉で血統がはっきりとしてないことから、どんな成長の仕方をするのか不安な方にも安心していただけるように考えた結果なのかもしれませんね。

どちらの種も大きくなってからどんな姿に成長するか楽しみにしながら、たくさん可愛がってあげてくださいね。

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知る・学ぶ 2019-04-15

ドッグトレーナーの仕事とは?

「将来は動物に関わる仕事がしたい」と考えている方の中には、「ドッグトレーナーに興味がある」という方も多いのではないでしょうか?

ドッグトレーナーの仕事は、犬がペットとして人と一緒に暮らしていけるようにマナーを訓練し、さらにペットと人がよい関係を築けるようサポートやアドバイスを行なう職業です。

ここでは、ドッグトレーナーという仕事について改めてご紹介いたします。

ドッグトレーナーの仕事とは?

ドッグトレーナーは、犬がペットとして人と暮らしていけるように訓練する職業です。
主に散歩やトイレ、お留守番などのマナーを訓練しますが、飼い主の要望や住環境に合わせたトレーニングも行ないます。
さらに犬の訓練だけでなく、飼い主に対してもアドバイスやサポートを行ないます。

犬のしつけは、ペットとして暮らしていく上で飼い主とよい関係を築くために非常に重要です。
そのため、ドッグトレーナーはペットと人が問題なく暮らしていけるよう手助けする大切な役割を担っています。

なおドッグトレーナーは、盲導犬や警察犬などの「使役犬」として犬を訓練する「犬の訓練士」とは訓練内容が異なりますので、混同しないように注意しましょう。

ドッグトレーナーの仕事をする上で大切なもの

ドッグトレーナーは言葉が通じない犬をトレーニングしていく職業です。
犬の種類などに合わせた訓練の知識が必要なほかに、なかなかマナーが身につかない犬にも諦めずに愛情を持って接し、地道に信頼関係を築いていく根気強さが必要になります。
また、飼い主の要望や悩みをしっかりとヒアリングしてサポートを行なうのもドッグトレーナーの大切な仕事です。

犬それぞれの個性に合ったしつけの方法を見つけて、飼い主へアドバイスを正しく伝えるコミュニケーション能力が求められます。
飼い主とペットから信頼されるドッグトレーナーになるために、正しい知識としっかりとした技術、そして高いコミュニケーション能力を身につけましょう。

ドッグトレーナーに必要な知識と技術を取得するためには?

ドッグトレーナーには国家資格はありませんが、プロとして実際に現場で活躍している人のほとんどが、知識や技術をしっかりと学んだあとに民間資格を取得しています。
ドッグトレーナーとして活躍するためには、まずは専門の教育機関で学び、資格を取得して飼い主とペットから信頼される力をつけましょう。
専門学校などの教育機関では、プロの講師から学べるだけでなく、実際に動物を扱う実習が受けられるほか、現場で即戦力となる知識や技術が身につけられます。

近年は、ペットブームとともに「ペットのしつけ」が改めて重要視されドッグトレーナーのニーズも多様化しています。 犬のしつけ教室やペットショップをはじめ、ドッグランのスタッフや動物とふれあえるテーマパークなど、ドッグトレーナーの活躍する場は年々広がっています。

将来、現場で活躍できるドッグトレーナーを目指すならば、資格取得を目標に専門学校等などで効率よく学び、しっかりと技術や知識を身につけましょう。

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知る・学ぶ 2019-04-12

動物看護師の仕事について

動物に関わる仕事に就きたいと考えるときに、動物の命を救う「動物看護師を目指したい」と思われている方も多いのではないのでしょうか?

動物看護師の仕事は、病院で動物の治療や診療を行なう獣医師のサポートのみならず、多岐にわたる業務があるため幅広い知識と技術が必要な職業です。

ここでは、動物看護師という仕事について改めてご紹介いたします。

動物看護師の仕事とは?

動物看護師は、主に動物病院で動物の治療や診療を行なう獣医師のサポートをする仕事です。

具体的には、診察中に動物が動かないように固定したり、体温や脈拍の測定、検査器具の準備・消毒など、診察がスムーズに進むためのサポートを行ないます。
さらに、ペットの病状や検査結果の飼い主への説明、入院動物の健康管理なども動物看護師の仕事になるため、飼い主やペットとのコミュニケーションも大切になります。

このほかにも、カルテの管理や外来受付などの事務的な仕事や、病院内の清掃など幅広い業務をこなします。
これらの業務を通して、飼い主とペットが安心して治療や診療を受けられる環境作りを行なうのが動物看護師の仕事です。

動物看護師の仕事をする上で大切なもの

動物看護師は大切な命に関わる業務になるため、動物に関する幅広い知識や技術が求められます。
さらに、動物の体や病気に関する知識はもちろんですが、ペットの日々の体調管理やしつけなどのアドバイス、処方した薬の効果などを飼い主に分かりやすく説明するためのコミュニケーション能力も大切です。

そのほかにも、ペットの被毛を整えたり爪や耳の手入れなどのトリミングスキルや、入院動物のサポート、医療事務など幅広い業務を柔軟に行なえる対応力も必要です。
飼い主とペット、獣医師から信頼される動物看護師になるために、正しい知識としっかりとした技術を身につけましょう。

動物看護師に必要な知識と技術を取得するためには?

動物看護師は動物に関する幅広い知識や技術だけでなく、様々な業務に対応できる力をつけることも重要です。

現在は必要な国家資格はありませんが、実際に現場で動物看護師として活躍している人のほとんどが知識や技術をしっかりと学んだあとに民間資格を取得しています。
動物看護師として活躍するためには、まずは専門の教育機関で学び、資格を取得して飼い主とペット、獣医師から信頼される力をつけましょう。
専門学校などの教育機関では、プロの講師から学べるだけでなく、実際に動物を扱う実習が受けられるほか、現場で即戦力となる知識や技術が身につけられます。

昨今は動物診療のニーズが多様化し、動物病院だけでなくペットショップや動物園、ペットホテル、ペットサロンなどでも多くの動物看護師が活躍しています。
資格取得を目標に専門学校等で効率よく学び、しっかりと技術や知識を身につけることが、現場で活躍できる動物看護師を目指す最短ルートと言えそうですね。

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知る・学ぶ 2019-04-08

トリマーの仕事について

「犬や猫が好きで将来は動物に関わる職業に就きたい」と言う人の中には、「トリマーに興味がある」という方も多いのではないでしょうか?

トリマーとは、簡単に言えばペットの美容師さんに当たるお仕事ですが、毛をカットするなどのトリミング技術だけでなく、動物に関するさまざまな知識が求められます。

ここでは、トリマーというお仕事について改めてご紹介いたします。

トリマーはペットの美容師さん

「トリマー」の基本的な仕事は、お客様からお預かりした犬や猫にシャンプーをしたり、毛をカットしてきれいにする、いわゆる「トリミング」を行うことが主な業務になります。

しかし、ただ洗ってカットすればいいと言う訳ではなく、ペットが快適に過ごせるように毛質などの特徴を踏まえて最適なシャンプーを選び、適切な方法で毛をカットして整える必要があります。
ただ毛を整えて清潔さを保つだけではなく、お客様のご希望によっては見た目にも可愛らしいカットに仕上げる技術も求められます。
また、お店の方針やお客様からのご要望によっては、ペットの爪切りや耳掃除、肛門腺絞りも一緒に行なうこともあり、多種多様な技術が必要となります。

さらに、トリマーにはペットの健康面を定期的にチェックすることも求められるため、些細な体調の変化に気付く視点を持つことも業務において重要なポイントになります。

トリマーの仕事をするうえで大切なもの

トリマーのお仕事には、幅広い知識と技術が求められます。
適切な方法でカットできるトリミングの技術や知識はもちろんですが、動物の健康面についての深い知識が必要です。

また、お客様のご要望を正確に受け止め、動物の健康面や接し方などのアドバイスを正しく伝えるコミュニケーション能力も求められます。
さらに、言葉が通じない動物たちを負担をかけないように、それぞれの動物の体調やペースに合わせて接することができる柔軟な対応力も必要です。

お客様とペットから信頼されるトリマーになるために、しっかりと知識と技術を身につけましょう。

トリマーに必要な知識と技術を習得しよう

トリマーは、専門的な知識を得て技術を習得することが必要不可欠です。

国家資格はありませんが、プロのトリマーして従事している人は自分の技術力や知識力を確かめ、客観的目安にもなる民間資格を取得している人がほとんどです。
プロのトリマーを目指すためには専門の教育機関で学び、資格を取得してお客様とペットから信頼してもらえるような力をつけましょう。

専門学校などの教育機関では、プロの講師から直接学べるだけでなく、実際に犬や猫などの動物を扱う実習が受けられますので、独学よりも実践的にトリマーに必要な知識や技術が身につきます。

ペットを家族の一員として飼う家庭は年々増加し、近年は動物病院やペットホテル、ペット向けエステ等、様々なペット向けサービスの需要が伸びています。
将来、現場で活躍できるプロのトリマーを目指すならば、資格取得を目標に専門学校等で効率よく学び、しっかりと技術や知識を身につけましょう。

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