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知る・学ぶ 2019-11-29

お風呂好き?! 猿が温泉に入る理由

猿が温泉に入っているところをテレビなどで見たことがあるという方は多いと思います。温泉や銭湯は昔から愛されている日本の文化ですが、なぜ猿が温泉を好むのかはご存知でしょうか?

そこで今回は、猿が温泉に入る理由についてご紹介します。

猿が温泉に入っている姿はどこで見られる?

猿が温泉に入っている姿が見られるのは、長野県の地獄谷野猿公苑が最も有名です。
地獄谷野猿公苑は1964年の開苑以来、ニホンザルの生態を間近で観察できる場所として世界中の人々から愛され、多くの研究者や写真家も訪れています。
なかでも、温泉に入る猿が見られるスポットとして人気を博し、「猿の温泉」の代名詞として広く知られています。

そのほかには、埼玉県の智光山公園こども動物園や北海道の函館市熱帯植物園、京都府の京都市動物園でも猿が温泉に入っている姿を楽しめます。
しかし、施設によって見られる時期が異なりますので、お出かけの際は最新の情報を確認してから訪れるようにしましょう。

湯冷めしない? 猿が温泉に入る理由

それでは猿がなぜ温泉に入るのか、上記でご紹介した長野県の地獄谷野猿公苑を例にみていきましょう。

地獄谷の猿たちは実は最初から温泉に入っていたのではなく、餌付けされていた子猿が偶然温泉に入ったことがきっかけとなり、群れの猿たちも入るようになったといわれています。

冬の地獄谷は最低気温がマイナス10度を下回ることもあり、寒さの厳しい環境から身体を温めるための知恵として、猿たちが温泉に入るようになったといわれています。そしてその後、徐々に「猿の温泉」として知られるようになり、世界中から人気を博すようになりました。

また、そんな厳しい寒さの環境でも猿は全身が油分の多い細かな毛に包まれ、汗腺が少なく汗をかきにくいため、温泉から上がって雪のなかで過ごしていても湯冷めはしにくい体質になっています。
しかし、毛の油分が少ない子猿や高齢の猿は湯冷めしてしまうことがあるようです。

まとめ

猿が温泉に入る理由についてご紹介しました。
猿たちが温泉を好むのは、餌付けされていた子猿が偶然温泉に入ったことがきっかけとなったことをご存知なかった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「猿の温泉」は長野県の地獄谷野猿公苑が有名ですが、そのほかでも楽しめるスポットがありますので、お住まいの地域から近場のところへぜひ足を運んで猿が温泉に入る可愛らしい姿を観察してみましょう!

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知る・学ぶ 2019-11-20

大人の風格が魅力?! 老齢のペットを飼うメリット

近年ではペットショップを利用せず、施設や団体から保護犬や保護猫を家庭に迎え入れる人が増えています。
保護された犬や猫の中でも、見た目の可愛らしさと家庭への慣れやすさなどの理由から、子犬や子猫を選ばれる方が多いですが、保護されている犬猫の中には老齢の犬猫も数多くいます。

老犬・老猫の世話って難しそうだなと考えている方も多いと思いますが、実は老齢の犬猫だからこそ得られる飼育時のメリットも多くあります。そこで今回は、老齢のペットを引き取るメリットについてご紹介します。

子犬や子猫に比べて落ち着いている

ペットを飼っていると、避けられないのが家でのイタズラやクセの問題です。

特に子犬や子猫のうちは、いくらトイレを教えても覚えない、噛み癖が治らない、壁や床をボロボロにするなど、さまざまな問題を抱える場面も多いことでしょう。もちろん、きちんとしつけをすることで改善していきますが、根気よく時間をかけないとクセが治りにくい子もいることはたしかです。

一方で、老齢の犬猫は子犬や子猫に比べて、精神的にも肉体的にも落ち着いているため、家中を駆け周って部屋を汚されたり、むやみに噛み付いて物を壊すなどのいたずらをされる確率も比較的低いといえます。

さらに体力的にも落ち着いているため、ごはんを求めて家中を荒らすことも少なく、過去にトレーニングを受けている子も多いのでトイレを覚えるのが早かったりと、落ち着いたペットライフを過ごしたいと思う方にはオススメです。

高齢者の方でも飼いやすい

飼い主が高齢になると、子犬や子猫のうちからペットの世話を最後までできるか分からないと不安を抱える方が多く、ペットを飼いたくてもあきらめてしまうというケースがみられます。さらに、飼育する上での飼い主側の体力の問題も考えられます。

しかし老齢のペットであれば、体力的・精神的にも落ち着いている子が多いため、一緒にゆったりとした時間を過ごすことで出来ます。

もちろん、何かあった時に周囲でサポートする準備は万全にする必要はありますが、アニマルセラピーのように動物と一緒にいることで飼い主側にもいい影響を与えることもあります。

小さな子どものいる家庭でも飼いやすい

子犬や子猫を想像すると、元気に走り回ったり遊んでいる印象が強いと思いますが、身体的にはまだ未熟です。
そのため、特に小さな子どもがいる家庭では危険な目にあう恐れもあります。
例えば、まだペットを触る加減が分からず、目を離した隙に無茶な力加減で触ってしまい、場合によってはおもわぬ事故を招いたり、ケガしたりする危険性もあります。
また、そのような行為を繰り返す子どもにストレスを感じ、子どもに怪我をさせてしまうことも考えられます。

一方で老齢のペットは身体が成熟しているため、子犬や子猫に比べると比較的その危険性も下がります。また、精神的に落ち着いている子も多いため、子どもとの相性が良い子も多くみられます。

しかし、あくまでも傾向的な話ですので、家庭にペットを向かい入れる際には年齢や種を問わず、子どもに動物とのふれあい方をしっかりと教えることが大切です。

まとめ

老齢のペットを飼うメリットについてご紹介しました。
老齢のペットは一緒に過ごす時間が短くなる点や、体力の衰えから病気や介護の必要性が高まるがゆえに避けられがちですが、条件さえ揃えば飼育しやすいのも事実です。

保護犬や保護猫を引き取る場合は、まずは年齢を気にすることなく、フィーリングが合うかどうかを重視してみるとよいかもしれませんね。

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知る・学ぶ 2019-10-28

クジラとイルカとシャチは実は仲間?!

水族館で人気が高いイルカをはじめ、クジラやシャチは海に住む哺乳類として広く知られています。
これら3種の水生動物は見た目も似ているのが特徴ですが、実は仲間だと考えられていることをご存じでしょうか?

今回は、クジラとイルカ、シャチの共通点や違いについてご紹介します。

イルカとシャチは「クジラ目」に分類される?!

クジラとイルカ、シャチは一般的には生物分類上でまとめて「クジラ目」に分けられています。
そのうち、クジラ目は「ヒゲクジラ亜目」と「ハクジラ亜目」に分けられ、イルカとシャチはハクジラ亜目に分類されます。

ヒゲクジラ亜目は、その名のとおり口に立派なヒゲを持っているのが特徴で、主に地球最大の動物といわれているシロナガスクジラをはじめ、ザトウクジラやコククジラなどが挙げられます。
一方、ハクジラ亜目は大きな歯が生えているのが特徴となり、主にマッコウクジラなどが挙げられ、同じように大きな歯を持つイルカとシャチもハクジラ亜目に分類されています。

クジラとイルカとシャチの違いは?

クジラと同じようにイルカとシャチも「クジラ目」に分類される仲間であることが分かりましたが、ここではこれらを主に3つの種類として分けている違いについて見ていきましょう。

まずクジラとイルカの違いですが、一般的には「ハクジラ亜目」に分類される種のうち体長が4mを超えるものをクジラ、4m以下のものがイルカと呼ばれることが多いようです。ただし、研究者によって見解が異なるためはっきりとした違いについては諸説があります。

さらに、シャチはハクジラ亜目から「マイルカ科」に分けられ、カマイルカなどのイルカ類と同じ生物種に分けられます。
しかし、体長が6~9mほどのものが多く、黒と白の見た目にも分かりやすい体色をしているため「シャチ」と呼ばれるようになったといわれています。

食べる餌や群れの作り方も違う?

クジラとイルカ、そしてシャチは食べる餌に大きな違いがあり、ヒゲクジラ亜目のものはプランクトンを主食とし、イルカやシャチも含まれるハクジラ亜目のものは魚やタコ、イカなどを主食とします。
なかでもシャチは、イルカやクジラを襲ってしまうこともあり、アザラシやペンギンをも食べてしまう「海のギャング」として知られています。

また、群れを作る個体数にも違いがあり、シャチが主に数十頭の群れで行動するのに対し、イルカは大きな群れになると数百頭にものぼることがあります。さらにクジラは大型になると一匹で行動することが多いのが特徴です。

そのほかにも、水族館などではシャチの方がイルカよりも芸を覚えるのが早いといわれており、知能や性格にも違いがあるようです。

まとめ

クジラとイルカ、シャチの共通点や違いについてご紹介しました。
これら3種の水生動物は見た目が似ているだけでなく、実は仲間であることに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

水族館を訪れた際は、ぜひクジラとイルカ、シャチを観察して違いを見つけてみてくださいね。

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知る・学ぶ 2019-10-09

動物界の最強王者決定戦! 地上で最も強い動物とは?!

地上にはさまざまな動物たちが生息しており、その中でも「百獣の王」といわれるライオンが最強の動物だとイメージしている方も多いと思います。
しかし、実際にはライオンをものともしない強さを持つ動物たちが存在していることをご存知でしょうか?

今回は、地上で最も強いとされる動物をランキング形式でご紹介します。

鋭い牙が武器!第3位サイ

奇蹄目サイ科に属するサイは、インドサイ、ジャワサイ、スマトラサイ、クロサイ、シロサイの5種類に分類されます。

その中でもシロサイは身体が最も大きく、体長は約3〜4メートルで体重はオスで約2〜4トンほどにも及びます。最大の特徴である角もほかのサイより長く、大型のシロサイになると1メートルを超えるものもいるほどです。

シロサイは比較的おっとりしているといわれていますが、サイは基本的に縄張り意識が強いため、縄張りに入ってきた動物に対しては好戦的になります。
また、サイは時速50キロで走れるとされており、そのスピードと長い角で突進されるとほかの動物はひとたまりもありません。

地球上で最も背が高い!第2位キリン

キリンは地球上で最も背の高い動物として知られ、体長は約5メートル、体重は約1トン前後にも及びます。

そのおっとりとした雰囲気と可愛らしい目が動物園でも人気が高く、一見おだやかそうに見えるキリンですが、実は脚力が強く、ほかの動物に襲われそうなときはその長い脚で強力なキックを繰り出します。

さらに、キリンの長い首は最大の武器でもあり、約200キロを超えるとされる重い首をムチのようにしならせ相手をたたきつけます。
ライオン5〜6頭ほどの群れであれば、その強靭な首と脚力で軽く蹴散らしてしまうほどだそうです。

車も簡単に踏み潰す?! 第1位ゾウ

地上でもっとも大型の動物といえばゾウです。なかでもアフリカゾウは体長約6〜7.5メートル、体重約6〜10トンと最大の大きさを誇ります。その大きさは車を簡単に踏みつぶすこともでき、さらに時速40キロのスピードで走れるため本気で突進されると家も簡単に倒壊してしまいます。

また、普段の性格はのんびりとしていますが、ほかの動物に襲われたときや発情期などは手がつけられないほど凶暴になる時期もあります。
ライオンなどの大型肉食獣がゾウを襲ったとしても全く歯が立たず、群れをなしてやっと倒せるかどうかといわれています。

まとめ

地上で最も強いとされる動物をランキング形式でご紹介しました。
おとなしいイメージで動物園でも人気が高いキリンが上位にくるという結果には驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はゾウが最強という結果になりましたが、身体の大きさや攻撃力、素早さなどを総合すると1対1であれば一人勝ちといえるでしょう。ライオンやチーターなどはもちろん、サイやカバも蹴散らすほどのゾウの圧倒的パワーには立ち向かえる相手はいないのかもしれませんね。

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知る・学ぶ 2019-09-30

エキゾチックアニマルとは? オススメのペット3選

近年は、犬や猫などのペットと一緒に暮らしているという方が増え、ペットショップは多くの人々で賑わっています。
そんななか、最近人気が出ているのが「エキゾチックアニマル」の飼育ですが、そもそも「エキゾチックアニマル」がいったいどの動物を指すのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、「エキゾチックアニマル」についてやオススメのペットを3つご紹介します。

エキゾチックアニマルとは?

実は「エキゾチックアニマル」には明確な定義はありません。
日本では犬と猫以外のペットの動物全般を総称した呼び名として使われることが多く、一般的に獣医師やペット業者のあいだで用いられています。

そのため、エキゾチックアニマルと呼ばれる動物の種類は無数にあり、主に「外国の珍しい動物」や「ペットとしてはあまり一般的でない動物」という意味で使われたりもします。

エキゾチックアニマルと聞くと言葉のニュアンスとから、珍しかったり貴重な動物をイメージする方も多いと思いますが、必ずしも珍しい種類というわけではありません。
代表的なところではハムスターやうさぎ、カメやインコなどペットとしては比較的よく知られているものから、コアラやカンガルーのような動物園でしかお目にかかれない珍しいものまで、さまざまな動物がエキゾチックアニマルに分けられます。

オススメのエキゾチックアニマル3選!

エキゾチックアニマルは、珍しい動物を飼いたい!という方だけでなく、住宅の環境などの都合により犬や猫は飼えないけれどペットと暮らしたいという方など、飼育を検討している方のなかでも理由はひとそれぞれ異なります。
そこで、ここでは初心者の方にもオススメのエキゾチックアニマルを3つご紹介します。

ハムスター

ハムスターは、昔からペットとして広く親しまれており現在でも人気の高い動物です。
ペットショップなどで安価で購入できるだけでなく、ケージ内で飼育するため部屋が汚れる心配もなく、犬や猫の飼育ができない賃貸のお部屋にお住まいの方でも飼いやすいペットとして親しまれています。
ただし、物件によってはハムスターなどの小動物でも飼育禁止のところもありますので、必ず確認してから購入しましょう。

フェレット

フェレットも飼いやすいエキゾチックアニマルとして昔から親しまれている動物です。胴長で可愛らしい姿が人気なだけでなく、種類や個体にもよりますが性格が温厚で懐きやすく部屋で一緒に遊べたり、トイレなどのしつけがしやすいとされています。
また、フェレット専用のフードなど飼育用品も充実しているため、初心者の方でも飼育環境を整えやすい点が魅力です。

フクロモモンガ

珍しい動物を飼ってみたい!という方には、フクロモモンガがオススメです。フクロモモンガはコアラやカンガルーと同じ有袋類の仲間で、丸い目と小さな耳を持つ可愛らしい姿で人気を博しています。
また、フクロモモンガはもともと警戒心の強い動物ですが、子供の頃から人の手で育てていると懐きやすいため、比較的飼育がしやすい動物です。しかし、夜行性なので夜間の鳴き声などには注意が必要です。

そのほかにも、うさぎなど昔からペットとして人気の動物や、イグアナやカメレオンなどの珍しいものまで「エキゾチックアニマル」の種類は多岐に渡りますので、飼育を検討している方は、まずはペットショップなどで飼育方法をよく確認しましょう。

しっかりと飼育する責任を持ってペットを迎え入れよう

「エキゾチックアニマル」についてや、オススメのペットをご紹介しました。

エキゾチックアニマルと呼ばれる動物の種類は無数にあり、ペットとして人気がある動物は飼育用品なども充実しています。
しかし、その一方で病気になったときに通常の動物病院では診療を行なっていない場合もあるため、飼う予定の動物を診療できる病院を見つけておくなどの情報収集はしっかりと行なっておきましょう。

また、動物の種類によって飼育に適した環境などが異なるため、飼育方法は事前にきちんと確認し、飼い始めてからも体調に異変がないか日頃からよく観察しておくのが大切です。

動物に健康で少しでも快適に過ごしてもらうためにも、最後までしっかりと飼育する責任を持ってペットを迎え入れましょう。

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