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知る・学ぶ 2020-05-22

ペットと一緒に暮らすと得られる効果とは?

現代では、犬や猫などをはじめ、鳥類や爬虫類などの動物もペットとして年々人気が高まっています。
動物と一緒に暮らすことで、毎日の生活が楽しく、癒されるような充実感が得られるという方が多くいらっしゃいますが、具体的にペットはどのような効果をもたらしてくれるのかご存知でしょうか?

今回は、ペットと一緒に暮らすと得られる効果についてご紹介します。

ペットと暮らして健康的な生活に!

ペットと一緒に暮らし始めると、飼い主の身体の健康が向上する効果があります。代表的なところでは、毎日の犬の散歩が習慣化すると飼い主のウォーキングにもなり運動不足が解消されますよね。
また、犬の散歩で外に出ることで副交感神経が活性化し、リラックスして気分の良い1日が過ごせます。

さらに、ペットを飼うと散歩だけでなく、餌やりや遊びなどの基本的なお世話も習慣となりますので、飼い主の生活サイクルも安定し、乱れがちな生活習慣の改善に効果的だといえるでしょう。
そのほかにも、ペットの飼育には血液中のコレステロールや中性脂肪、血圧を下げる効果があると考えられています。

ペットがストレスや不安を癒してくれるメカニズムとは?

ペットと一緒に暮らしている方の多くが、動物と過ごしているとストレスや不安が癒されるような効果を感じたことがあるのではないでしょうか?

実はペットと触れ合うときには、人間の脳内で「オキシトシン」という物質が分泌されています。オキシトシンは幸せホルモンとも呼ばれており、精神を安定させてリラックスする効果があります。
オキシトシンは赤ちゃんを抱っこするなど、人との触れ合いのなかで分泌される物質ですが、動物との触れ合いでも活発に分泌されることが分かっています。

そのため、ペットを飼っていない人に比べて、飼っている人の方が孤独やストレスを感じにくい傾向があり、動物と一緒に暮らすことで充実した生活が送れて心身ともに良い影響を及ぼしています。
近年ではペットのこうした効果が注目され、アニマルセラピーとして福祉施設や病院などをはじめとする様々な施設を訪問し、動物との触れ合いを通して多くの人々の心を癒しています。

ペットと一緒に豊かな家族時間が過ごせる

ペットとの生活は心身の健康の向上だけでなく、夫婦や家族間のコミュニケーションを活性化させるきっかけとなることがあります。
ペットを家庭に迎え入れる前に比べて、お子さんや夫婦で過ごす時間が増えたという方も多く、より豊かな家族時間が過ごせるようになったと感じる方が多いようです。

また、犬の散歩などでペットを連れて外出する機会が多くなることで、出先の公園やカフェなどで社会的な交流も増える傾向がみられます。さらに、インターネットでのコミュニケーションが発達した現代社会では、ペットの話題を通して新たな人々と知り合うきっかけが増えることもあるようです。

ペットとの暮らしが子供の豊かな成長に繋がる?

ペットと一緒に暮らすメリットには、お子さんの成長や教育にもよい効果があることが分かっています。
子供のころから動物と過ごすことで命の大切さを学べるだけでなく、他者への思いやりや優しさなど豊かな感情を育むことができ、さらに忍耐力や気配り、責任感など社会的なコミュニケーションに必要な力を伸ばす手助けにもなります。

しかし、一方で特に赤ちゃんの頃などは動物を近づけると危険な可能性があります。そのため、子供が生まれてからペットを飼う場合は、お子さんがある程度成長した3~4歳ごろを目処に考えるとよいでしょう。
また、お子さんが動物に対してアレルギーを持っている可能性も考えられますので、念のため事前にしっかりと確認するようにしてください。

ペットと一緒に暮らそう!

ペットと一緒に暮らすと得られる効果についてご紹介しました。
動物との触れ合いを通して得られる効果は、身体や心の健康だけでなく家族間のコミュニケーションやお子さんの健やかな成長など、様々な面で豊かにしてくれることがお分かりいただけたことと思います。

ペットをご家庭に迎え入れるには、最後まで責任をもって面倒を見られるかどうかなどもしっかりと考えなければなりませんが、ぜひ動物との豊かな暮らしを検討してみてくださいね。

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知る・学ぶ 2020-04-22

災害時に大切なペットのためにできること

もしも災害が起こったときなどの緊急時には、慌てずに行動できるように日頃から対策についてよく話し合っておく必要があります。
さらに、飼い主としてペットを守るためにどのようなことを心がけておけばよいかご存知でしょうか?

今回は、災害時に大切なペットのためにできることについてご紹介します。

災害時にはペットとの「同行避難」が鉄則!

災害時には、「飼い主とペットは同行避難する」が基本です。過去の災害ではこのような同行避難の意識が浸透しておらず、ペットを置いてきたり、離れ離れになってしまう事例が多数ありました。

一度離れ離れになったペットを捜索・保護するには時間も労力も必要な上、そのあいだに動物が衰弱・死亡する危険もあります。
そのためペットと離れている時に被災した場合は、自分の安全を確保しつつ、もしも可能な場合は家まで戻ってペットと避難するようにしましょう。ただし、危険を冒す恐れがあるときは決して無理をしてはいけません。

また、万が一離れ離れになってしまった時のために、日頃からの備えが大切です。周囲に情報を求めるためのペットの写真の用意や、連絡先を記入した首輪や名札の装着、身元証明のためのマイクロチップの埋め込みなど、できることは全てやっておくと安心ですよ。

周囲への配慮を! 避難先での注意点を確認しよう

災害時にペットと一時的に避難所などへ行く際にも、気をつけるべきことがたくさんありますので確認しておきましょう。

他の避難者への配慮を心がける

飼い主にとってペットが大事な家族であっても、一時的に共同生活を送る他の避難者の中には動物アレルギーの方や動物が苦手な方もいます。そのため、「放し飼いされていて怖い」、「鳴き声がうるさい」、「ノミが発生して困る」などのトラブルを防ぐためにも日頃のしつけや健康管理が重要です。
また、避難所にペットスペースがあれば必ずそこを利用し、他の避難者への配慮を心がけましょう。

ペットの健康に気をつける

災害時などの非日常でストレスを感じるのは人間だけではありません。避難生活はペットにとっても大きなストレスになります。
少しでもペット自身のストレスを軽減させるためにも、キャリーケースに入る練習や決められた場所に排泄できるようなしつけを普段から行なって慣らしておきましょう。
また、ストレスによる免疫低下の可能性もあるので、予防接種や害虫駆除などの健康・衛生管理にも日頃から気をつけておく必要があります。さらに車を利用して避難する時は熱中症にも注意してくださいね。

日頃からしっかりと防災の準備をしておこう!

災害時のペットの迷子対策や日頃のしつけ・健康管理のほかにも、普段からペット用の防災の備えを用意しておくことが大切です。

耐震対策や避難経路などを確認しておく

大きな地震などの災害に備えて、家具の固定などの耐震対策はもちろん、普段ペットが過ごしている場所にも危険がないか見ておきましょう。屋外の場合は、例えば犬小屋周辺の破損しそうなブロック塀、窓ガラス、物置なども要注意です。
また、逃げる道に危ない所はないか、どの道を使って逃げるのか、人も動物も安全に通行できる避難所までのルートを家族で確認しておきましょう。

ペット用の持ち出し袋を用意しておく

ペットも人間と同じように、数日分の食料や飲料、薬、予備の首輪などの防災グッズを集めたペット用の持ち出し袋を用意しておくと、非常時にも慌てずに避難できます。特にペットの命や健康にかかわる物などは優先順位をつけて荷造りし、いつでも取り出しやすい場所に保管しておきましょう。

まとめ

災害時に大切なペットのためにできることについてご紹介しました。
今回ご紹介したポイント以外にも、犬や猫にかかわらず、自分のペットは避難先に受け入れてもらえるのか、あらかじめ住んでいる地域の自治体に確認をとっておくことも重要です。
いつどこで起こるか分からない災害時でも、ペットの安全を確保できるかどうかは飼い主の日頃の行動にかかっていますのでしっかりと準備をしておきましょう。

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知る・学ぶ 2020-04-08

ペットを動物病院へ連れて行くときのマナーについて

犬や猫などのペットと暮らしていると、時には体調を崩したり怪我をするなどして、動物病院に連れて行かなくてはならないこともあります。
また、予防接種や健康診断などでも病院へ連れていく機会は必ずありますが、特にペットを飼うのが初めてという場合は、事前に準備するものや病院でのマナーも覚えておく必要があります。

そこで、今回はペットを動物病院へ連れていくときのマナーについてご紹介します。

ペット用のキャリーケースとリードを用意しよう

ペットを動物病院へ連れていく際は、キャリーケースに入れて持ち運ぶようにしましょう。犬の場合はさらにリードを装着した状態で連れて行きます。

普段は大人しいペットであっても、家から急に動物病院へ連れて行かれると慣れない環境に怖がって外に逃げ出してしまう恐れがあります。また、病院内で他の動物とのケンカを防止できるだけでなく、病気の感染防止にも繋がります。
キャリーケースに入らない大型犬などの場合は、リードを短く繋いで飼い主さんの手元で安心させてあげましょう。

これらのアイテムは、ペットを病院へ連れて行くときに慌てて準備することがないように、飼い始めるときに一緒に準備しておくのが大切です。さらに、キャリーケースは日頃から部屋の片隅などに置いておき、普段から慣れさせておくといざという時でもペットが怖がらずに入ってくれます。

動物病院へ行く前にトイレを済ませておく

ペットを動物病院へ連れていくときは、緊急時を除いてなるべく事前にトイレは済ませておくようにしましょう。
また、病院へ向かっているときの移動中の車内など、ペットにとって急に慣れない環境に置かれると緊張や恐怖で排泄をしてしまうことがあります。

そのため、病院に連れていく際は車内で排泄をしてしまっても慌てないようにティッシュやタオル、シーツやビニール袋などのグッズも必ず準備しておきましょう。
そして病院に着いてからも緊張や体調不良から、待合室で排泄をしてしまったり吐いてしまうことがあります。その場合は、院内では感染防止のために消毒などをする必要があるため、速やかに病院スタッフに報告してください。

待合室では他の動物との接触は避ける

病院内でペットの診察を待っているときは、他の動物との接触はさせないように心がけましょう。慣れない環境で神経質になっている子も多く、ケンカなどおもわぬトラブルを招く原因になる恐れがあります。

動物病院に来ているペット達は病気や怪我など、それぞれ違った症状で診察を待っています。そのため、むやみに接触することで症状が悪化してしまったり、病気がうつってしまう危険もありますので絶対に避けましょう。
ペット同士だけでなく、飼い主さんがほかの動物に勝手に触れたり、おやつをあげたりするのも控えてください。

また、慣れない環境で落ち着かず興奮しやすい子の場合は、病院スタッフに一言申し出て車の中や外でゆっくりと診察を待つのもよいでしょう。

ペットの様子や症状をしっかり把握しておこう

ペットを動物病院へ連れていくときのマナーについてご紹介しました。
病院へ行く前に準備するものや、待合室での注意点のほかにも、ペットが体調不良の場合には症状や家での様子をしっかりと把握しておき、診察時に異変を伝えられるようにしておくのが大切です。
また、特に緊急性があるときや症状が重い場合は、動物病院へ行く前にあらかじめ連絡しておくと来院してからもスムーズに対応してもらえます。

ペットを動物病院へ連れて行くときは今回ご紹介したポイントを参考にして、なるべく動物に負担がかからないように安心して診察が受けられるようにしてあげてくださいね。

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知る・学ぶ 2020-03-19

フェレットを迎える際に知っておきたいこと3選

フェレットとはイタチの一種で、犬や猫、うさぎに次いでペットとして飼育されることが多い人気の動物です。とても好奇心旺盛で活発な性格の子がほとんどなので、家にいると明るい気持ちにさせてくれます。

しかし、フェレットには特有の習性や注意しておきたい点がありますので、家にペットとして迎える前にしっかり理解しておく必要があります。

そこで今回は、フェレットを家に迎える前に知っておきたい3つのポイントをご紹介いたします。

フェレットが懐いてくれるまでには時間がかかることがある

フェレットは好奇心が強く、人にも良く懐くといわれていますが、自分の興味のあるものに集中する傾向があり、飼い主がフェレットと一緒に遊びたいと思っていても、フェレットの方が興味を持たないと一向に懐いてくれないことがあります。

しかし、根気強くお世話を続けていき、毎日一緒に遊ぶ時間を作ることでフェレットも徐々に懐いてくれるようになります。諦めずにコミュニケーションを取り続けるようにしてください。
無理にフェレットを懐かせようすると、かえってストレスになってしまうことがありますので、一緒に生活して徐々に信頼関係を深めていくのがポイントです。また、手でおやつをあげるなどの方法もオススメですよ。

フェレットには噛み癖があることを理解しておく

フェレットには噛み癖があります。そのため、家電のコードなどを噛んでしまうこともあり、最悪の場合は感電してしまう危険性もありますので注意が必要です。そして、ゴム製のものを好んでかじることがあるため、ゴムを誤飲してしまわないようにフェレットが生活しているスペースにはこれらのものを取り除くようにしてください。

さらに、ソファーやクッションなどを噛んでしまいボロボロにしてしまうということもありますので、フェレットをケージの外に出して遊ばせるときには、目の届く範囲と決めて危険が無いようによく観察するようにしましょう。
また、特に赤ちゃんや小さいお子さんがいるご家庭では、思わぬ事故に繋がらないように噛み癖を根気よくしつけておき、赤ちゃんには決して近づけないようにしっかり管理してください。

そのほかにも、フェレットは体が細長く柔らかい動物ですので、部屋の思わぬ隙間に入っていって出てこられなくなるということもあります。フェレットの行動範囲の中に入り込まれると困る場所がないか、十分に確認したうえで出すようにしましょう。

犬だけじゃない? フェレットにもフィラリア予防が必要

フィラリア症は犬の病気として知られており、蚊に刺されて寄生虫が心臓に入り込むと心不全などの原因となることで有名ですが、実はフェレットにも感染します。

犬よりも体が小さいフェレットにとって、フィラリアの感染が1匹でも確認されると命取りになりかねません。そのため、しっかりとフィラリアの予防対策をしておく必要があります。
住んでいる地域によってフィラリア予防の投薬期間が異なっているため、1年に1回は病院でフィラリアの検査を行い、投薬をするようにしましょう。

また、室内飼いでほとんど外に出さない場合であっても、部屋に侵入してきた蚊によって感染してしまうことがありますので、フェレットをペットとして迎える際は必ず予防は行ってください。

まとめ

フェレットを家に迎える前に知っておきたい3つのポイントをご紹介しました。
可愛らしいフェレットは、あまり鳴かないため一人暮らしでも比較的飼いやすいといわれています。
しかし、フェレットの寿命は平均5~10年程度。その期間、飼い主としての責任をしっかりと果たすことができるか、その点も良く考えてみる必要があります。

長い時間を共にする家族になるため、フェレットをお迎えする際には、フェレットにとって良い環境を提供することができるのかを含めてしっかり検討したいものです。

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知る・学ぶ 2020-03-11

ペットシッターの仕事について

「将来は動物に関わる仕事がしたい」と考えている方のなかには、昨今需要が高まりつつある「ペットシッター」に興味があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ペットシッターは、飼い主が旅行などで自宅を留守にしているあいだペットの世話を代行で行なう職業です。

ここでは、ペットシッターという仕事について改めてご紹介します。

ペットシッターの仕事とは?

ペットシッターは、飼い主が旅行や仕事などの都合で自宅を留守にするあいだに、訪問してペットの世話を代行する仕事です。
ペットホテルなどに預けて世話を依頼するよりも、ペットにとってストレスが少なく飼い主も安心して出掛けられるということで、昨今はペットシッターの需要が高まりつつあります。

ペットシッターの主な仕事内容は、犬や猫などのペットの餌やりや散歩、トイレの手入れなどの基本的な動物の世話をはじめ、爪切りや歯磨き、簡単なトリミングを行なうこともあります。
さらに、必要に応じてペットの健康管理なども行いますので、動物の飼育や看護方法などに関する幅広い知識とスキルが必要になります。

また、飼い主が不在のあいだに訪問して世話をするため、ペットの性格や体質など事前によくヒアリングして把握し、信頼関係を築くコミュニケーション能力も大切です。

ペットシッターの仕事をする上で大切なもの

ペットシッターは、飼い主が留守中に安心して世話を任せられるように、動物の飼育に関する幅広い知識が求められる職業です。飼い主が不在のあいだ代わりにペットの命を預かって世話をする以上、責任も大きく、しっかりと信頼関係を築く必要があります。
そのほかにも、動物の爪や歯の手入れ、トリミング方法の知識・スキル、ペットが体調不良になったときに柔軟に対応できる判断力などが挙げられます。

飼い主とペットから信頼されるペットシッターになるために、正しい知識としっかりとした技術、そして高いコミュニケーション能力を身につけましょう。

ペットシッターに必要な知識と技術を取得するためには?

ペットシッターとして活躍するためには、まずは専門の教育機関で学び、資格を取得することをオススメします。
現在、ペットシッターに必要な国家資格はありませんが、実際に現場でプロとして仕事をしている人のほとんどが知識や技術をしっかりと学んだあとに民間資格を取得しています。

専門学校などの教育機関では、プロの講師から学べるだけでなく、実際に犬や猫などの動物を扱う実習が受けられるほか、現場で即戦力となる知識や技術が身につけられます。

昨今需要が高まりつつあるペットシッターは、飼い主が留守のあいだペットの命を預かる責任の大きい仕事です。
将来、現場で活躍できるペットシッターを目指すならば、まずは資格取得を目標に専門学校等などで効率よく学び、飼い主とペットから信頼される力をつけましょう。

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