フェレットを迎える際に知っておきたいこと3選

フェレットとはイタチの一種で、犬や猫、うさぎに次いでペットとして飼育されることが多い人気の動物です。とても好奇心旺盛で活発な性格の子がほとんどなので、家にいると明るい気持ちにさせてくれます。

しかし、フェレットには特有の習性や注意しておきたい点がありますので、家にペットとして迎える前にしっかり理解しておく必要があります。

そこで今回は、フェレットを家に迎える前に知っておきたい3つのポイントをご紹介いたします。

フェレットが懐いてくれるまでには時間がかかることがある

フェレットは好奇心が強く、人にも良く懐くといわれていますが、自分の興味のあるものに集中する傾向があり、飼い主がフェレットと一緒に遊びたいと思っていても、フェレットの方が興味を持たないと一向に懐いてくれないことがあります。

しかし、根気強くお世話を続けていき、毎日一緒に遊ぶ時間を作ることでフェレットも徐々に懐いてくれるようになります。諦めずにコミュニケーションを取り続けるようにしてください。
無理にフェレットを懐かせようすると、かえってストレスになってしまうことがありますので、一緒に生活して徐々に信頼関係を深めていくのがポイントです。また、手でおやつをあげるなどの方法もオススメですよ。

フェレットには噛み癖があることを理解しておく

フェレットには噛み癖があります。そのため、家電のコードなどを噛んでしまうこともあり、最悪の場合は感電してしまう危険性もありますので注意が必要です。そして、ゴム製のものを好んでかじることがあるため、ゴムを誤飲してしまわないようにフェレットが生活しているスペースにはこれらのものを取り除くようにしてください。

さらに、ソファーやクッションなどを噛んでしまいボロボロにしてしまうということもありますので、フェレットをケージの外に出して遊ばせるときには、目の届く範囲と決めて危険が無いようによく観察するようにしましょう。
また、特に赤ちゃんや小さいお子さんがいるご家庭では、思わぬ事故に繋がらないように噛み癖を根気よくしつけておき、赤ちゃんには決して近づけないようにしっかり管理してください。

そのほかにも、フェレットは体が細長く柔らかい動物ですので、部屋の思わぬ隙間に入っていって出てこられなくなるということもあります。フェレットの行動範囲の中に入り込まれると困る場所がないか、十分に確認したうえで出すようにしましょう。

犬だけじゃない? フェレットにもフィラリア予防が必要

フィラリア症は犬の病気として知られており、蚊に刺されて寄生虫が心臓に入り込むと心不全などの原因となることで有名ですが、実はフェレットにも感染します。

犬よりも体が小さいフェレットにとって、フィラリアの感染が1匹でも確認されると命取りになりかねません。そのため、しっかりとフィラリアの予防対策をしておく必要があります。
住んでいる地域によってフィラリア予防の投薬期間が異なっているため、1年に1回は病院でフィラリアの検査を行い、投薬をするようにしましょう。

また、室内飼いでほとんど外に出さない場合であっても、部屋に侵入してきた蚊によって感染してしまうことがありますので、フェレットをペットとして迎える際は必ず予防は行ってください。

まとめ

フェレットを家に迎える前に知っておきたい3つのポイントをご紹介しました。
可愛らしいフェレットは、あまり鳴かないため一人暮らしでも比較的飼いやすいといわれています。
しかし、フェレットの寿命は平均5~10年程度。その期間、飼い主としての責任をしっかりと果たすことができるか、その点も良く考えてみる必要があります。

長い時間を共にする家族になるため、フェレットをお迎えする際には、フェレットにとって良い環境を提供することができるのかを含めてしっかり検討したいものです。

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