ペットが行方不明になった!心配でたまりませんよね。そんなときにはどうするべきでしょうか。
家を出てしまったペットを探す方法を知っておけば、すぐに対処できます。できるだけ早く見つけてあげられるよう、いざというときにするべきことをご紹介します。
ペットの失踪に気づいたら、すぐに行動をはじめましょう。心配でたまらなくても、まずは深呼吸して落ち着いてくださいね。
ペットの種類にもよりますが、それほど遠くまで行っていないことがあります。そのような場合は近所で見つかる可能性があるため、最初は家の近所を探します。
ご近所付き合いがあればペットが失踪したことを話しておきましょう。ペットの種類、外見の特徴、名前を伝えます。見かけたり保護してくれたりした場合にそなえ、連絡先も教えておくとよいでしょう。
もし可能であれば捜索用のポスターを作り、人目につく場所へ貼らせてもらいましょう。貼ってよい場所を自治体に確認しておくと安心です。
自治体によっては失踪したペットを探すためのポスターを無料で作成できることもあります。貼ってよい場所の確認とともに、そのような制度があるか確認しましょう。
ただ、ポスターに「報酬あります」と記載するのは避けたほうが賢明です。金銭が絡むとトラブルになりやすいためです。お礼をしたいのなら、見つけてもらったときに報酬についてお話しすることをおすすめします。
警察に連絡し、遺失物届を出します。ペットを保護した人が警察に連れて行ってくれている可能性があるためです。遺失物届を出しておけば、該当するペットが警察で保護された場合に教えてもらえます。
遺失物届を出すときには、できればペットの写真も持って行きましょう。
失踪したペットの情報は警察以外にも集まることがあります。警察に遺失物届を出すのと同時に、以下の場所にも連絡してください。
各自治体には動物保護センター(または動物愛護センター)が設置されています。保護されたペットが行く可能性が高い保健所や民間の動物愛護団体と連携しているため、情報が集まりやすい場所です。
飼い主不明の動物が保護されています。迷子届が出せますので、必ず出しておきましょう。
ペットが事故に遭っていた場合、役所と清掃局が対応するケースが多いため、万一のことを考えて連絡しておきましょう。
迷子のペットを保護した人が連れて行ってくれていることがあります。もしも見つけてくれた人がいたら心からお礼をお伝えしたいですね。
マイクロチップを装着しているペットなら、動物病院や動物保護センターで飼い主の情報が確認できます。連絡が来る可能性が高くなりますよ。
お金がかかりますが、ペット捜索を得意にしているペット探偵に依頼するのもひとつの方法です。料金は業者によって異なります。
もしもあなたが迷子のペットを保護して「お家に帰してあげたい」と思ったのなら、できる範囲で協力してあげてください。そのときには次の手順がおすすめです。
迷子になったペットは、不安や恐怖で神経質になっていることが少なくありません。普段は穏やかで人懐こい性格でも、緊張して攻撃的になっていたり、人間の接触を嫌がって逃走したりする可能性があります。
場合によっては保護するときに攻撃されることが考えられるため、近寄るときには十分に注意してください。自分では難しいと感じたのなら、保健所や動物愛護団体などに連絡するのもよい方法です。
保護したペットは飼い主の情報を身につけているケースがあります。首輪をしている犬や猫なら、そのなかに飼い主の連絡先が書いてあるかもしれません。もし書いてあればぜひ連絡してあげてください。
首輪のほか、脚輪、耳標、タトゥーなど、何らかの情報が分かるものを身につけていることもあります。飼い主の情報が書かれていなくても、該当の動物協会に登録されている可能性が考えられます。可能であれば協会を調べ、連絡してみてください。
令和4年6月1日から、ブリーダーやペットショップから迎えた飼い犬・飼い猫にはマイクロチップの装着が義務付けられています。マイクロチップには飼い主の情報も登録されているため、連絡が容易になります。
保護したペットが犬や猫ならマイクロチップを装着しているかもしれません。動物病院や動物保護センターで確認してみてください。
飼い主の情報が分かるものが何もなければ、対応する各窓口へ連絡しましょう。自治体の動物保護センター、動物愛護センター、保健所などが該当します。
「家のドアや窓を開けっぱなしにしておいたから」「犬の散歩中に首輪が抜けてしまった」など、ペットが失踪してしまう原因は複数考えられます。そういった物理的な原因が多いのですが、なかには「試し行為」というものもあるそうです。
試し行為というと、小さな子どもが親の愛情を確認したくてわがままな行動をするようなことを想像しますよね。じつは一部の動物にもあるというのですから驚きです。
とくに理由もなく怒りだした様子を見せたり、楽しく一緒に遊んでいたのに突然おもちゃを投げ捨てたり…など、普段とは違う行動をして飼い主の対応を観察するのであれば、試し行為である可能性が高いと考えられます。
試し行為のなかには「家から出て行ってしまう」というものもあるとのこと。追いかけてきてくれる?探してくれる?と思いながら外へ出る姿を想像すると、いじらしくてたまらなくなりますね。
とはいえ、それで失踪されては大変です。ペットによっては帰り道が分からなくなり、本当に迷子になってしまう場合もあります。早く見つけて思い切り抱き締めてあげましょう。
好奇心旺盛なペットなら、家の外にあるものや通りがかる生き物に興味を示すことでしょう。ペットの失踪に好奇心の強さも関係する場合が少なくありません。
見かけた生き物や車などに興味を示し、ついつい追いかけて、気づけばうっかり家から遠くまで…ということもあるそうです。そして帰り道が分からず、迷子になってしまうわけですね。
できれば家の敷地内から出られない対策をして、迷子になるのを防いであげましょう。
ペットが失踪した場合、スピーディーな行動が必要です。近所の捜索をはじめ、連絡できる窓口にはすべてアクセスし、可能な限り早く見つけてあげましょう。
不必要に家から出ないようにしたり、万一失踪してしまったときのために連絡先が分かるものを身につけさせたりなどの対策も効果的です。大切なペットを迷子にしないよう、できる範囲で対策していきましょう。