大切なペットが病気や寿命を迎えて亡くなってしまったとき、飼い主はとてつもなく深い悲しみに暮れることと思います。
毎日元気な姿を見せて私たち家族を癒してくれた存在が、ある日を境にいなくなってしまうのは受け入れ難い事実でしょう。
しかし悲しんでばかりいると、ペットも悲しい気持ちになってしまいます。
今回は、大切なペットが亡くなってしまったときに少しでも飼い主さんの悲しみが晴れるようなお話やケアについてご紹介いたします。
ペットが亡くなると途端に家の中が静かになり、ふとした瞬間にいなくなってしまった悲しみでいっぱいになってしまいます。飼い主さんにとっては「もっと遊んであげたらよかった」、「もっと大事にしてあげられたのではないか」など、考えればきりがないぐらい後悔の思いが出てきてしまうことでしょう。
しかし、悲しんでいても亡くなったペットが戻ってくるわけではないですし、どんどんふさぎ込んでしまいます。
「もっと愛してあげられればよかった」と感じて後悔する必要はありません。ペットは人から受けた愛情は決して忘れないといわれています。生前に与えたたくさんの飼い主さんからの愛をもって旅立っていったのです。
ペットが亡くなったあとにも、可能であれば大好きだったオモチャやペットフードを一緒にお供えして喜ばせてあげてくださいね。
亡くなったペットは天国に行く前に「虹の橋」に向かい、飼い主が来るのを待っているという言い伝えがあります。
虹の橋は、草木が溢れていて食べ物も水もあり、仲良しな他の仲間たちもいて、弱っていた姿ではなく元気だった頃の姿に戻り、いつか再会する飼い主のことを橋で待っているとされています。
私たち人間もいつかは「虹の橋」を渡ります。ペットとの別れは辛いものですが、いずれまた再会できるときを楽しみに日々充実した生活を送りましょう。
ペットロスを乗り越えようと思っていても、なかなか思っただけでは乗り越えることは難しいものです。楽しかった時のことを思ってたくさん涙を流し、ペットに関わったことのある人と昔の話をすることで、ペットがいた時の生活を回顧することができ、いつしか思い出に変わると思います。
思い出に変わるといっても決して忘れてしまうというわけではなく、心の中でずっとペットが生き続けるという意味になります。ペットの死を受け入れるのには長い時間がかかるかもしれません。しかし、時間が経つとともに心の整理ができるので、今は辛くともペットを送り出してあげましょう。
どうしてもペットを失った悲しみが耐え難く辛いときは、思いっきり泣くことが一番です。そしてそんなときには、お友達やご家族に悩みを打ち明け、アドバイスをもらいながら一緒に悲しみを癒していきましょう。
また、もしも周囲にペットロスの方がいたときには、ご自身の経験談とともに思いの丈を聞いてあげてくださいね。
大好きな家族の一員であるペットが亡くなると、何とも言い難い悲しみでいっぱいになります。死を受け入れられずに長期間にわたって悲しんでしまう人も少なくありません。
しかし先述した通り、虹の橋でペットは飼い主がいつか来てくれるのを待っています。いずれ天国に行ったときにペットと再会できると思い、亡くなったペットの分まで今を生きていきましょう。