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楽しむ 2024-05-22

思わずほっこり、思わず涙…動物が活躍する本で読書タイムを楽しもう!

小説や児童文学の世界でも愛される動物たち。心揺さぶるような名作、大人になっても忘れられない物語…さまざまな作品が文学の世界を彩ります。
動物が登場する物語は子供向けが多い印象ですが、大人向けの読み応えある小説も数多いため、読書を楽しみたいときにはぜひ手にとってみてください。

今回は、大人も楽しめる小説や、子供の頃の気持ちを思い出させてくれる児童文学など、動物が登場する作品についてご紹介します。

大人も楽しめる動物小説5選

「いくつになっても動物が大好き」「我が家のペットもかわいいけれど、作品の中で活躍する動物が見てみたい」。そんな大人におすすめする動物小説5選をご紹介します。

「旅猫リポート」有川浩(著)/講談社

猫の目線から描かれる人間社会が印象的な小説です。2018年には福士蒼汰さん主演の映画も公開され、多くの人々の心をつかみました。
1匹と1人で楽しく暮らしていた元野良猫のナナとサトル。しかし、ある事情によってサトルはナナと別れる選択をします。ナナはサトルとともに銀色のワゴンに乗り、新しい飼い主を探しに旅立ちましたが…。
旅の途中に出会う人々との交流や美しい風景の描写が、読者も一緒に旅行をしているような気持ちにさせてくれる小説です。やがて明かされるサトルの秘密を知ったとき、思わず「嘘でしょ」と声が出るかもしれません。

「犬がいた季節」伊吹有喜(著)/双葉社

2021年の本屋大賞第3位を獲得し、当時話題を呼んだ小説。著者・伊吹有喜さんの母校を舞台にしたこの作品は実在した犬をモデルにしており、犬の視点を通して高校生の青春を描きました。
18歳ならではの悩み、友情、恋愛など、その時代にしか経験できない日々。昭和、平成、令和まで、オムニバス形式でさまざまな高校時代が鮮やかに描写されます。
読む年代によって、共感や追憶などそれぞれの楽しみ方ができる秀逸な小説です。

「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」トム・ミッチェル(著)、矢沢聖子(訳)/ハーパーコリンズ・ジャパン

年若い牧師と1匹のペンギンが親友になるまでを追った実話です。言葉が通じなくてもいつしか通い合うふたりの心の交流にぐっとくる人も多いかもしれません。
重油にまみれ、息絶えた数百羽のペンギン。そのなかでただ1匹生き残ったペンギンを保護したトムは、ペンギンを「フアン・サルバドール」と名付け、学校の屋上で飼うことにしたのですが…。
ペンギンの賢さやトムの思慮深さ、ふたりの間に生まれる友情。心ゆさぶられるようなラストシーンは涙なくしては読めません。

「ありがとう実験動物たち」太田 京子 (著)、笠井 憲雪 (監修)/岩崎書店

人間社会を支えてくれる一面に動物実験があります。なぜ動物実験が必要なのか、その動物に心を寄せたことはあるのか…。実験動物を世話する女性を追ったノンフィクションです。
人間の健康はそれに関わる動物や人々のおかげで保たれていることも確かな事実です。その動物の毎日を支えるために働く女性・テルは、どのように動物に接しているのか…。
デリケートなトピックを扱っていますが、読後感は決して悪いものではなく、社会を支えてくれる動物たちに改めて心を向けたくなる1冊です。

「動物農場」ジョージ・オーウェル (著)、高畠 文夫 (翻訳)/角川文庫

1945年に刊行された小説で、とある動物農場を通して当時の社会情勢を描いた小説です。文豪ならではの筆力が寓話の世界にリアリティを与え、パワフルな空間を描き出します。
とある農場の動物たちは、劣悪な環境を強制する農場主にうんざりし、反乱を起こして追い出してしまいました。これで理想的な環境になると思ったのもつかの間、リーダーの豚が独裁者になってしまい…。
当時の社会を風刺した小説ですが、歴史好き・動物好きの両方に訴える秀逸なストーリーです。

子供も一緒に楽しめる動物の児童文学4選

動物が登場する本といえば、やはり児童文学は欠かせません。幼い頃に読んでいた思い出の1冊、家族で一緒に読みたい1冊などの4選をご紹介します。

「長靴をはいた猫」シャルル・ペロー(著)/福音館書店・他

賢い猫が少し頼りない飼い主をあれよあれよと言う間に出世させる物語。幼い頃に読んだことがある人も多いのではないでしょうか。
亡くなった粉屋の親から遺産を相続した3人の息子たち。上の2人はよいものをもらったというのに、末息子が手にしたのはたった1匹の猫だけでした。がっかりする末息子ですが、賢い猫の言う通りにしてみると…。
猫の活躍で立身出世の道を駆け上る飼い主の姿は見事なものです。そんな賢さ持つ猫を見て、思わず自分の愛猫に「あなたも?」と話しかけたくなってしまうかもしれませんね。

「今泉先生のゆかいな動物日記」今泉忠明(著)/KADOKAWA

動物学者の今泉先生が日々の研究について紹介する1冊です。「研究を紹介する」というと堅苦しく感じますが、小説よりも波瀾万丈の毎日に思わずクスッとしてしまいます。
学者なら机に向かってたくさんの文献を読んで…と思いきや、今泉先生はとてもアクティブです。ミノムシを集め、動物にお弁当を奪われ、ときにはクマに遭遇することも…。
毎日大変ですが、刺激と笑いの絶えない日々の描写はいつの間にかページをめくるおもしろさに満ちています。イラストもかわいらしく、読書が苦手な人にもおすすめです。

「ハニーのためにできること」楠章子(著)/童心社

祖母との別れ、老犬の寿命と直面した家族たちが送る日々の物語。命と向き合い、命とは何かを考えるときに手に取りたい1冊です。
ふたばの祖母が突然亡くなり、残された老犬・ハニーを引き取ることに。はじめはぎこちない関係でしたが、やがて打ち解け、信頼関係を築けるようになりました。しかし、ハニーは重い病気にかかってしまいます。近づく別れにふたばや家族たちは「何ができるだろうか」と懸命に考え…。
動物と暮らす人が必ず直面する命の「終わり」だけではなく、「何ができるか」にフォーカスした物語です。児童向けですが、大人も深く考えさせられるのではないでしょうか。

「シャーロットのおくりもの」E.B. ホワイト (著)/あすなろ書房

クモのシャーロットと子ブタのウィルバーの交流を描いたハートフルストーリー。世界23カ国で翻訳され、4500万人の人が手に取った名作です。
子ブタのウィルバーは牧場でのんびり暮らしていましたが、ある日、いずれはハムにされてしまうことに気づきます。自分の運命に悩むウィルバーを、クモの女の子・シャーロットが助けてあげようとするのですが…。
シャーロットの賢さで人間を翻弄するシーンや、友情が深まっていくシーンなど、ほどよい波のあるストーリーが笑顔にさせてくれます。ふたりの友情の行く末が気になりますね。

文字が織りなす世界で動物との時間を楽しもう

映画やドラマでも動物が活躍する作品は多々ありますが、小説や児童文学のなかで活躍する動物たちもいとおしいものです。
文字が紡ぎ出す光景を想像すれば、笑顔になったり、涙をぬぐったりする時間が楽しめます。1人で、家族で、ぜひお気に入りの1冊を見つけてみてください。

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楽しむ 2023-10-27

目が離せない! 動物の生活を追うドキュメンタリー映画3選

動物が出演する映画にはさまざまなジャンルがあります。コメディ、シリアス、ハートフルストーリーなどどれも楽しいものですが、動物の生態や人間との生活を追ったドキュメンタリーもおすすめです。
今回は、動物ドキュメンタリー映画のおすすめ3選をご紹介します。

ミーアキャット(2008年イギリス)

「ミーアキャット」は、イギリスの「BBCフィルムズ」と「BBCナチュラル・ヒストリー・ユニット」が共同で製作した映画です。アフリカ・カラハリ砂漠に住む小さな身体のミーアキャット一家の姿を描いています。
日々の食料を狩る一生懸命な姿、住居のために穴を掘る健気な姿、そして天敵と戦う姿など、大きくても30cmほどの体長しかない小柄なミーアキャットたちが、過酷な自然のなかで生きようとする姿に胸を打たれる観客は多いのではないでしょうか。

外部から襲いくる危険な動物や天候の変化との戦いも見どころです。とくに天敵のワシやヘビからどう逃れるか、食料になるサソリとどう戦うか…彼らは仲間と協力し、知恵を絞り、さまざまな困難に立ち向かいます。動物とはいえ、家族の絆やかけがえのない友情の大切さに感動するシーンが満載です。
美しい自然の風景や、ほかの野生動物たちとの交流も見どころのひとつ。壮大な砂漠の広がり、空を舞う鳥たち、砂漠を生きる野生動物たちの生態に魅了されることでしょう。ドキュメンタリーフィルムの頂点に立つBBCならではの美しい映像がさらに深みを与えています。

最大の見どころはなんといってもミーアキャットの可愛らしさ!両手を折ってちょこんと立つ姿は、過酷な自然のなかでも際だったかわいらしさを見せつけてくれます。
ミーアキャットのかわいさ、過酷なカラハリ砂漠で生きるたくましさ、自然の驚異を存分に楽しんでください。

狩人と犬、最後の旅(2004年/フランス、カナダ、ドイツ、スイス、イタリア共同)

ロッキー山脈で生活し、「最後の狩人」と呼ばれる老人と、彼を支える愛犬たちとの生活を描いた映画です。実在人物を追ったドキュメンタリーですが、たくましく生きる犬の姿も深く描かれています。
50年もの長い間、ロッキー山脈で昔ながらの狩猟生活を送る主人公・ノーマン。愛する妻や家族同然の愛犬たちと厳寒のロッキー山脈で生活しています。しかし、自然破壊がロッキー山脈に忍び寄ります。さらに愛犬のリーダーを失い、失意にくれたノーマンは長年暮らした山を捨てようかと悩みはじめました。

ところがノーマンを心配した友人が1匹の子犬を連れてきました。狩りもできない、ほかの犬たちと仲良くもできない、ノーマンの邪魔をするといったいわゆる「ダメ犬」です。なんとこのダメ犬がノーマンの人生を大きく変えることに。
主人公のノーマンは映画のためにキャスティングされた俳優ではなく、ノーマン本人が出演しています。本人だからこそ伝えられる真実の感情や動物たち、自然へ向ける愛情がスクリーンから強く伝わってくる作品です。ロッキー山脈の雄大で美しい自然を追った映像も見逃せません。

ノーマンを支えるシベリアンハスキーたちのたくましさ、愛らしさもたまりません。ソリを引くときには健気で頼もしさにあふれているのに、ご飯を前にするとまるで子犬のようなはしゃぎ方を見せてくれます。新しくやって来た「ダメ犬」こと子犬の可愛らしさに射貫かれる人も多いはず。
自然破壊、先住民との関係など考えさせられる部分も多い映画ですが、見終えたときの満足感は折り紙付きの名作です。

クヌート(2008年/ドイツ)

ベルリンの動物園で生まれたホッキョクグマ「クヌート」の成長を追った映画です。ふかふかのぬいぐるみのような赤ちゃんホッキョクグマの愛らしさが本当にたまりません。
クヌートは生後数日で母グマに育児放棄され、動物園のスタッフ・トーマスに人工哺育で育てられることに。映画ではトーマスの努力とクヌートの成長過程を見守りながら、クヌートが成熟し、ほかの動物や人間との関係を築く姿を描きます。

一方、カメラは北極で生きる野生のホッキョクグマ母子の姿も追っていました。野生のホッキョクグマは年々数が減り、生き抜くことが以前よりも大変になっていると言われていますが、彼らはどのような生活を送っているのでしょうか。
野生のホッキョクグマのパートでは、クヌートが暮らす動物園とは違う過酷な環境や、地球温暖化による悪影響も描かれます。ドキュメンタリーだからこそ描かれた厳しい生活に感情を揺さぶられる観客も多いでしょう。
クヌートとトーマスの種族を超えた愛に癒される一方、環境への関心を持ちたくなる優れた映画です。

ドキュメンタリーならではの感動と楽しみを実感

ドキュメンタリーならではの感動と楽しみを実感
動物を題材にした映画はたくさんありますが、ドキュメンタリーには事実を追うからこそのリアリティや感動、発見、楽しみがあります。動物たちの真実の愛らしさが描かれていることも、動物好きにはたまりません。
お気に入りの動物や気になる動物のドキュメンタリー映画があれば、ぜひ観賞してみてはいかがでしょうか。

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楽しむ 2023-06-22

スクリーンでも可愛さ無限! 猫好きならたまらない映画4選

猫の映画は大人も子どもも楽しめることが多いのも人気の秘密ではないでしょうか。猫の可愛さはスクリーンのなかでも変わりません。
ときには可愛く、ときには賢く、ときには勇敢に活躍する猫の姿は最高の癒やしです。なかには愛猫の姿と重ねて楽しむ人もいるかもしれませんね。

今回は、猫が出てくるおすすめの映画をご紹介します。

旅猫リポート(松竹/2018年)

「旅猫リポート」は心優しい青年・悟と元野良猫・ナナの愛情を描いたハートフルストーリーです。

交通事故に遭った野良猫のナナ。悟に助けられ、それからは飼い猫として暮らすことになりました。大好きな悟と幸せな生活を満喫していた5年間でしたが、ある事情からナナを手放さなければならないことに。
ナナと悟は銀色のワゴンに乗り込み、新しい飼い主を探す旅に出ました。悟の古い知り合いを訪ねることにもなったその旅で、ナナと悟はどのような日々を送るのでしょうか。

旅を通して描かれるナナと悟の交流や登場人物たちの感情に、心を揺さぶられる人が多いはず。出演者やナナの熱演も素晴らしく、知らず知らずのうちにストーリーに引き込まれてしまいます。見終わったとき、思わず愛猫を抱き締めたくなるかもしれません。

猫侍(AMGエンタテインメント/2014年)

時は幕末、人斬りも出る時代。「猫侍」は物騒なはずの世の中で、気ままな猫の行動に翻弄される侍の奮闘を描く時代劇コメディです。

かつては腕利きの人斬りでしたが、いまは貧しい暮らしをする侍・斑目久太郎のもとへ、「人を惑わす魔性の猫を斬ってほしい」という依頼が。依頼を請けた久太郎はさっそく標的の猫を斬りに行きますが、その猫があまりにも可愛すぎて…。
白玉のように可愛らしい白猫と、不器用にしか生きられない侍。ひとりと1匹のツンデレめいた交流、いつしか深まっていく絆、そして猫に振り回される人間たち。そのうち「猫派」「犬派」に分かれた大騒動に発展してしまいます。

「立派な侍たちが何をしているんだ?」と思わせる、俳優陣の高い演技力もお見事ですが、賢い猫の演技も見どころのひとつ。大きな目を輝かせて上手に演じる姿は必見ですよ。心がとろけてしまいそうになるほど可愛い猫を堪能しつつ、思い切り笑いたい人におすすめです。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(コムストック・グループ/2016年)

1匹の野良猫がひとりの人間を立ち直らせることもあります。「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」は、実話をもとにした感動ストーリーです。

ジェームズはストリートミュージシャンとして日銭を稼ぎつつも、ホームレス同然の生活を送っていました。とある事情でジェームズは行政が用意した部屋に入居することになります。すると、そこに1匹の猫・ボブが迷い込んできました。
怪我をしていたボブの手当をしたことから、ジェームズとボブはいつも一緒に行動するように。そんなひとりと1匹の姿に、やがて注目が集まるようになり…。

「本当に実話なの?」と思ってしまうほどハートフルでドラマチックな話ですが、実話だからこそ実感できる人間と猫の絆や感情のリアリティに引き込まれていきます。ジェームズがボブへ向ける深い愛情、見守る人々の優しさ、そして何より愛らしいボブの姿など、見どころが盛りだくさんの映画です。

キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争(Warner Bros/2010年)

猫と犬が大戦争を繰り広げるコメディアニメーション「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」。ファミリーで楽しめる明るい映画です。「猫も犬も好き!」という人に特におすすめですよ。

キティ・ガロアは元猫スパイ。ある日、「猫も犬も支配したい」と唐突な野望を持ちました。最新技術を駆使し、野望達成に向けて着々と動き始めます。
野望に気付いた猫族と犬族は大騒ぎに! 猫族と犬族は長い間対立してきましたが、キティ・ガロアの野望が実現してしまえば大変なことになります。ここは今までの確執をいったん忘れ、協力してキティ・ガロアを倒すために手を取り合ったのでした。

「もともとは天敵同士の猫族と犬族」という世界観も楽しく、猫のスパイ、犬のエージェントなど、人間社会顔負けの設定も見どころのひとつ。吹き替え版で聞ける声優さんたちの熱演も、キャラクターにぴったりでたまりません。
犬と猫、どちらも可愛い姿を楽しめるおすすめのファミリー映画です。ぜひ家族みなさんで楽しんでください。

猫の可愛さ無限大! 猫の熱演とストーリーに引き込まれそう

猫の可愛さ無限大! 猫の熱演とストーリーに引き込まれそう
猫の映画は多数ありますが、どれも猫の魅力に取りつかれたスタッフたちが丁寧に作ったものばかりです。鑑賞中、猫の姿をフィルムに残す熱意がきっと伝わるはず。
猫や俳優さんたちの熱演に感心したり、ストーリーに感動したり、1本の映画を観ている間にいろいろなことが楽しめるでしょう。是非お気に入りの猫映画を見つけてくださいね。

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楽しむ 2023-04-26

犬が元気に大活躍! 愛犬家も安心して楽しめる映画4選

お休みの日や息抜きに、映画はうってつけの楽しみです。可愛い動物が出てくる映画が大好きな人も多いですよね。特に愛犬家なら犬が出演する映画を観たいと思うのではないでしょうか?

でも、愛犬家にとって心配なのは「話のなかで動物が可哀想な目に遭ったらどうしよう?」ということかもしれません。本記事では、そんな愛犬家も安心して楽しめる映画をご紹介します。

最後まで可愛く&凜々しく元気! 愛犬家が心配せずに楽しめる映画

感動もの、恋愛もの、サスペンスもの、ホラーもの…映画のタイプは様々です。犬が出てくるシチュエーションや役どころも同じく様々ですよね。「どの犬もしっかり演技していて偉い!」と感心することも少なくありません。

そんな犬の姿にエールを送りつつ、ひどい目に遭いませんように…と心配しなくても楽しめる映画をタイプ別にチェックしてみませんか?

【コメディ】スノー・バディーズ/小さな5匹の大冒険

「スノー・バディーズ/小さな5匹の大冒険」は人気を集めるディズニー映画です。ディズニー映画と言うだけで安心できるのではないでしょうか。
ゴールデンレトリバーの愛くるしい子犬たち5匹が大冒険する、心温まる映画です。全員が個性豊かにしゃべり、子犬らしさいっぱいの可愛い動きで演技する姿がたまりません。
いつも元気いっぱいの5匹の子犬たち「バディーズ」。好奇心も旺盛です。その好奇心が原因で、なんとアラスカで犬ぞりレースに参加することになりました。バディーズは犬ぞりレースでどんな活躍をするのでしょうか?

明るく楽しいストーリーもさることながら、5匹の子犬たちの個性が観る人を笑顔にしてくれます。ヒップホップが好き、食いしん坊…なかには禅の道を追求している子犬も。
コメディとしてご紹介しましたが、ファミリーで観られる映画でもあります。可愛らしい子犬たちの冒険をぜひ楽しんでくださいね。

【ホラー】ドント・ブリーズ

ドント・ブリーズはアメリカで製作されたホラー映画です。ホラー映画と言えばどうしても犬をはじめとした動物も狙われがちですが、ドント・ブリーズは大丈夫。ひどい目に遭わないだけではなく、話で重要な役割を果たす役どころです。
盗みをはたらく若者3人。今夜のターゲットは犬とともに暮らす目が不自由な老人の家です。これなら簡単に盗みができると考えた若者たちでしたが、実は恐ろしいほど強い老人でした。そして恐怖に満ちた反撃を受けることになった若者たちは…。

主人公は若者たちで、描かれている話は人間が中心です。でも登場する犬は強くたくましく(少しやんちゃすぎかも?)、ホラー映画が好きな愛犬家なら「よくやった!」と思うかもしれません。見事な名脇役振りですよ。
ドント・ブリーズの監督は伝説の名作ホラー映画「死霊のはらわた」をリメイクしたフェデ・アルバレス氏です。ホラー映画マニアなら監督の名前を聞いただけで期待できるのではないでしょうか。

【感動】ベンジー

Netflix映画「ベンジー」は、1970年代から80年代にかけて製作された大人気を博した作品のリメイクシリーズです。元シリーズのよさを残しながら現代的な感覚を取り入れ、人気作品として愛されています。
犬のベンジーは主人公とタッグを組んで大活躍します。野良犬として生きる厳しい環境のなか、ベンジーはひとりの少年・カーターと運命の出会いを果たし、最高の相棒になりました。しかしカーターとその妹は事件に巻き込まれてしまいます。ベンジーは二人のためにどんな活躍をするのでしょうか?

ベンジーはとてもかしこく、観ていると「人間より頭がいいのでは?」と思うことも少なくありません。また、犬ならではの性質なのか、飼い主のカーターへ向ける強い愛情がたまらないいとおしさを呼び起こしてくれます。
トラブルに巻き込まれても必死で、そしてかしこく立ち回るベンジー。観ていると「がんばれ!」と応援したくなること必至ですよ。ひとりでもカップルでもファミリーでも、いろいろな層が楽しめる上質の映画です。

【SF】ミラクル・ニール!

「ミラクル・ニール!」はSFと言っても最初から最後まで笑い通しのコメディ映画です。主人公の冴えない教師・ニールにエイリアンが全知全能の力を与えたことをきっかけに始まる、ドタバタ群像劇を描いています。
気になる犬の役どころはなんと「しゃべる犬」。ニールの飼い犬・デニスは、ニールの力で理性を持ち、話せるようになります。
話せるようになったとはいえ、中身は犬のまま。いつも大好物のビスケットのことばかり考えたり、飼い主がご執心の女性に嫉妬して嫌ったりと、可愛らしい姿が堪能できますよ。デニスの可愛らしさに目を奪われてストーリーを忘れてしまうかも?
デニスだけではなく、ほかにもたくさんの犬が登場します。犬好きにはたまらない映画なので、笑えるSFがお好きならぜひチェックしてくださいね。

犬の演技に圧倒…「俳優犬」が映画に貢献!

映画に出演する犬は「俳優犬」と呼ばれることもあります。俳優犬は映画の撮影に順応できるよう、長い期間を経てドッグトレーナーたちに訓練を受けています。
もともと犬は表情豊かな動物ですが、映画では人間の俳優顔負けの表情演技をすることがありますよね。あの素晴らしい演技の数々も、ドッグトレーナーたちのすぐれた指導と、何よりも指導でスキルを身につけた俳優犬の実力です。
脚本にあわせた表情、動作などを何ヶ月もかけて学習し、本番に挑みます。本番中は離れた場所にいるトレーナーの合図で演技をし、人間の俳優さんたちと映画を作り上げています。

とある映画で犬と共演したウィル・スミスは、そのように訓練された犬があまりにも素晴らしい演技をするためすっかり惚れ込んだそうですよ。飼い主に「高級住宅街に家を買ってあげるからこの犬を譲ってほしい」とお願いしたというのですから驚きですね。

愛犬を俳優犬やタレント犬にしたい? 飼い主が受ける試練とは

愛犬を俳優犬やタレント犬として活躍させたい、可愛い愛犬がスクリーンや画面のなかで活躍する姿を見てみたいと考える人もいますよね。

ただ、飼い主は少し覚悟が必要かもしれません。前述のとおり、俳優犬は長期間にわたってトレーナーから訓練を受けます。その訓練は泊まり込みになることも多く、飼い主と長く離れるケースも珍しくないのだとか。
「愛犬とそんなに長く離れるのはツラい…」と思う飼い主さんには、少し忍耐力が必要な時間になりそうですね。
愛犬もさびしがるはずですし、俳優犬やタレント犬になるためには厳しい道が待っています。お家で犬が出る映画を一緒に観ながら楽しむのもよさそうです。

とはいえ、本当に俳優犬やタレント犬を目指すのなら、動物を大切に扱う芸能プロダクションやドッグトレーナーさんに相談してみましょう。「待て」「おいで」が上手にできる犬は俳優犬やタレント犬に向いている可能性があるそうですよ。

犬が活躍する映画を楽しもう!

犬が活躍する映画を楽しもう
犬は人間のパートナーとして長く愛され続けています。映画のなかでもそれは変わらず、犬が大活躍する作品は少なくありません。ときには笑いあり、涙ありの名演技で魅せてくれます。
今回ご紹介した作品をはじめ、元気に愛らしく活躍する犬たちの映画をたくさん楽しんでくださいね。

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楽しむ 2022-07-27

恐竜たちの世界を堪能しよう! 人気の「恐竜博物館」5選

毎年、夏休みのシーズンになると恐竜の大型イベントが各地で開催されています。動物園や水族館などでは味わえない恐竜たちの迫力満点な姿を楽しめるのが魅力ですよね。
そして、期間限定でこうしたイベントの会場になっていることもある「恐竜博物館」では恐竜の全身骨格標本や模型などが常設展示されているので、「図鑑や映画で恐竜に興味を持った」という方はもちろん、「今年はあまりお出かけできなかった」という方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

今回は、ご家族で楽しみながら生物の歴史が学べる「恐竜博物館」や「恐竜の化石が展示されている博物館」を5つピックアップしてご紹介しますので、休日のお出かけの参考にしてみてくださいね。

※新型コロナウイルス感染拡大の影響で各施設の営業日や営業時間、予約状況や入場方法、イベント内容やスケジュールなどが変更となっている可能性がありますので、お出かけの際は各公式サイトをご確認ください。

福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)

福井県勝山市・長尾山公園内にある福井県立恐竜博物館は、「世界三大恐竜博物館」と称される日本を代表する恐竜博物館です。
館内には展示面積4500㎡を誇るドーム型の常設展示室があり、恐竜骨格や化石、ジオラマや標本、復元模型などが展示され、「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の各エリアに分かれて恐竜をはじめとする古生物や地球史の展示などが充実しています。

なかでも、まるで立体の図鑑のような44対もの恐竜の全身骨格は圧巻で、そのうち10対は実物の骨格となっています。
また、恐竜の時代にタイムスリップしたような気分が味わえる中国四川省の中生代の情景を再現した復元ジオラマ・対面シアターや、展示室の中央で来場者を出迎える迫力満点のティラノサウルスのロボット、常時公開されている化石クリーニング室なども人気を博しています。
さらに、日本最大の恐竜化石発掘現場である勝山市北谷町の「野外恐竜博物館」のバスツアーでは「観察広場」「展示場」「化石発掘体験広場」の3つのゾーンに分かれて、実際に恐竜の化石発掘を見学・体験することができます。

福井県は「恐竜王国」とも呼ばれており、福井県立恐竜博物館以外にも各地に恐竜スポットが点在していますので是非セットで訪れてみてはいかがでしょうか。

国立科学博物館(東京都台東区)

東京・上野にある国立科学博物館は1877年に創立された日本で最も歴史のある博物館の一つであり、国立としては唯一の総合科学博物館です。
自然と科学技術に親しむことができるスポットで、日本の自然環境が学べる「日本館」と人類の歴史や地球の自然を学べる「地球館」という2つの建物でフロアごとに展示が行われ、450万点以上の貴重なコレクションを保管しています。

地球館・地下1階の恐竜展示室ではティラノサウルスやトリケラトプス、ステゴサウルスやアパトサウルスなどの骨格標本が展示されており、迫力満点なスケールの大きい姿で来場者を驚かせています。
さらに、日本館・3F北翼では日本で初めて化石が発見されたフタバスズキリュウの復元骨格も展示されています。
常設展のほかにも、期間限定の特別展で恐竜や化石に関するイベントが行われている場合もありますので是非チェックしてみてくださいね。

また、最新の宇宙開発技術や日本に落ちた隕石・鉱物、アメリカ政府から寄贈された「月の石」、日本で発見された様々な生物の化石など、恐竜以外にも興味深い展示物が数多く常設されているので1日かけてゆっくりとお楽しみください。

御船町恐竜博物館(熊本県御船町)

熊本県上益城郡にある御船町恐竜博物館は町立の自然史博物館です。
九州最大規模の骨格展示数を誇る恐竜博物館として知られ、県外からも多くの人々が足を運ぶ人気観光スポットとなっています。
御船町は白亜紀後期の恐竜化石の産出量が日本一のエリアであり、御船層群から日本初となる肉食恐竜「ミフネリュウ」の化石が発見され、その後も様々な恐竜の化石が発見されたことから「御船町恐竜博物館」が開館しました。

館内では、御船層群から発掘された恐竜の化石をはじめ、魚類や哺乳類、爬虫類、貝や植物の化石も展示されており、世界中から集められた恐竜の全身骨格などもあわせてその数約850点にのぼる資料が常設展示されています。
さらに化石クリーニング作業室や研究室、収蔵庫まで公開されており博物館の職員の仕事を見学することができます。
また、化石発掘体験場の「みふね化石ひろば」では貝や植物の化石採集などを家族みんなで楽しめるプログラムが充実しています。

常設展のほかにも、期間限定で特別展や企画展も開催されていますので、熊本を訪れる際は是非最新の情報をチェックして恐竜博物館へ足を運んでみてはいかかでしょうか?

長崎市恐竜博物館(長崎県長崎市)

長崎県長崎市で2021年10月29日にオープンした長崎市恐竜博物館は、世界最大級のティラノサウルス・レックスの大型全身骨格レプリカをはじめ、長崎で発見された貴重な化石など、約180点にのぼる標本が展示されています。
長崎県では2010年に初の恐竜化石が発見され、その後も長崎市内でこれまで1,300点以上もの化石が発見されたことから、特に多くの化石が見つかった野母崎地区に長崎市恐竜博物館が開館しました。

常設展示室は、「長崎の大地」「生命の記録」「恐竜の時代」など生物の進化や地球環境に関する5つのテーマ毎に構成されており、ティラノサウルス・レックスの骨格レプリカのほかに、鎧竜や翼竜などのユニークな化石が展示されています。
触ることもできる本物のトリケラトプスの角や、2階展示室の全長6mのリアルなティラノサウルス科復元ロボットなども必見です。
「オープンラボ」では恐竜の化石などについての研究の様子を無料で見学することもできますよ。

また、恐竜博物館の外に出ても恐竜のデザインの遊具が整備された公園や、海に目を向けると見える世界遺産・軍艦島など、まさに子供から大人まで夢中で楽しめる施設となっています。

神奈川県立生命の星・地球博物館(神奈川県小田原市)

神奈川県立生命の星・地球博物館は小田原市の自然科学系の博物館です。
46億年にわたる地球の歴史や、神奈川を中心とした自然科学に関する資料などが展示され、巨大な恐竜や隕石から、豆粒ほどの昆虫まで1万点にのぼる充実の実物標本で子供も大人も楽しめます。

常設展示は「地球を考える」「生命を考える」「神奈川の自然を考える」「自然との共生を考える」の4つの総合展示室があり、恐竜の全身骨格も4体展示されています。そのなかでも、エドモントサウルスはほとんどが実物化石のパーツから組み上げられているので必見です。
また、「恐竜の足跡の壁」や「アンモナイトの壁」などの展示をはじめ、実物標本が大きな本の形で展示された「ジャンボブック展示室」では地球博物館が収集した資料を見ることができます。期間限定の特別展やイベントなども行われています。

そのほかにも、恐竜の化石を見下ろしながら食事が楽しめるレストランなど、恐竜好きにはたまらないスポットですので、是非神奈川の豊かな自然を満喫しながら足を運んでみてはいかがでしょうか。

太古の生き物たちの世界へ出かけよう!

恐竜の博物館に行ってみよう
地球環境や生物の歴史が学べる「恐竜博物館」は今回ご紹介したスポットのほかにも、大迫力の展示が楽しめる施設が全国各地に数多くあり、今日も恐竜たちが多くの人々を出迎えています。
なかには、期間限定の特別展やイベントが行われている場合もありますので、是非お住いの地域の博物館に足を運んでみてください。
太古の生き物たちの迫力に子供はもちろん大人も童心に帰って楽しめることでしょう!

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