毎年2月22日は、「猫の日」として制定されていることをご存知でしょうか?この日は、各メディアやSNSで猫の話題が頻繁に登場するため、猫好きの方のなかには非常に楽しみにしている方も多いことでしょう。
「猫の日」にちなんで、当日は全国各地で猫にまつわるイベントが数多く開催される予定ですが、そもそも「猫の日」の由来や制定の目的などをご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は2月22日の「猫の日」の由来や、猫の幸せのためにできることなどについてご紹介します。
「猫の日」は一般社団法人ペットフード協会と著名な愛猫家たちによって1987年に制定された、猫のための記念日です。
制定の目的は「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる日」を設けるためで、2月22日の日付は全国の愛猫家から募った結果、猫の鳴き声である「にゃんにゃんにゃん」との語呂合わせで決まったそうです。
「猫の日」の制定以降、少しずつ記念日が認知されるようになった上、近年の猫ブームも追い風となり、現在では各地で特別グッズの販売やイベントが行われるまでになっています。
また、日本の「猫の日」とは別に、8月8日には「世界猫の日」という国際規模の記念日もありますが、こちらはカナダの国際動物福祉基金(IFAW)が2002年に制定したものです。
このほか、アメリカやロシア、イタリアなど数か国で独自の猫関連記念日があるため、「猫の日」は世界各国でそれぞれ異なります。それだけ世界中で猫が愛されている証拠ともいえますね。
「猫の日」は猫との幸せな暮らしに感謝する日ですので、まずはしっかり自宅の猫たちへの愛情を再確認し、日頃の感謝の気持ちを伝えましょう。その上で、次のような愛猫活動も視野に入れて、猫の幸せのためにできることを考えてみるのも大切です。
自宅で猫を飼っている方は、日頃の感謝を込めておやつをいつもより少し多めに与えたり、嗜好性の高いキャットフードをいつもの餌にトッピングしてあげたりして、愛猫を食で満足させてあげましょう。もちろん、かわいいからといって与えすぎないようにしてくださいね。また、新しいおもちゃや記念の首輪などをプレゼントしてみるのもよいかもしれませんね。
ここ最近の猫ブームにより、猫のかわいらしさが改めて認知されつつある一方、捨て猫の数も急増しているのが現状です。
残念ながら日本での猫の殺処分は年間約3万匹以上にものぼるといわれていますが、こうした現状を改善するためにさまざまな保護団体が積極的に活動を行なっています。
「猫の日」には保護団体への寄付がネットメディアを中心に呼び掛けられることが多く、各団体の活動や実績も分かりやすく解説されていますので、この機会にこうした団体への寄付もオススメです。
「猫の日」には全国各地でさまざまなイベントが開催されますが、猫の保護活動支援とその認知が開催の目的になっている、チャリティー系のイベントに参加するのもよいですね。猫について深く知る機会になり、保護活動の支援にもつながります。
また、飼い主さん同士で親睦を深めたり、情報を交換する機会にもなりますのでぜひ足を運んでみてください。
2月22日の「猫の日」の由来や、猫の幸せのためにできることなどについてご紹介しました。
世の中には暖かい部屋と医療、そして人間からの愛情に恵まれた猫がいる一方、厳しい環境と飢え、ストレスで短命に終わってしまう猫がいます。
「猫の日」には自宅の愛猫以外の猫たちにもぜひ関心を向けて、彼らの幸せな「猫生」を願いましょう。愛猫家の願いや思いはきっと、恵まれない猫たちのもとに届くはずです。