最近は、犬や猫などのペットと一緒に暮らせる賃貸物件が多くなりました。いつかはペットを飼いたいと思う人にとっては嬉しい限りではないでしょうか。
しかし、ペット可の物件とはいえ、必ずしも動物を飼うのに適している物件ではありません。また、近隣住民に対する気遣いももちろん必要です。
今回は、賃貸物件でペットを飼うときに気を付けなくてはいけないポイントについてご紹介します。
最近では賃貸情報もネットですべてチェックできますので、内見をしないまま画像だけで決めてしまう人も増えているそうです。
自分ひとりが暮らす場合はそれでも良いかもしれませんが、ペットと暮らす人はしっかり内見をしましょう。
例えば床や壁の素材がどんなもので作られているかは、実際に目で見て触ってみないと動物が噛んでも問題ないか確認できません。
また、賃貸物件の場合はフローリングがほとんどですが、フローリングはペットが足腰を傷める原因にもなります。
しかし、賃貸物件の中には、滑りにくかったり足腰に負担が少ない素材を使ったフローリングを採用していることもあります。
実際に一緒に暮らすペットによって、物件に求める条件も変わってきます。写真では見えない箇所もしっかり確認するためにも、必ず一度内見するようにしましょう。
ペット可の物件を確認するときは、周辺環境をチェックすることも必要です。特に犬は散歩が欠かせないので、周辺に公園があるか、または散歩しやすい道があるかなどを確認しましょう。
また、いざというときのために近くに動物病院があるか、フードやトイレ用品などを購入できるお店があるかもチェックしておきましょう。
ペット可の物件だと、周りの人も全員ペットを飼っているから、ある程度の騒音は許してもらえると思うかもしれませんが、そんなことはありません。
ペット可の物件でもペットを飼っていない人もいますし、鳴き声やニオイの少ない小型動物を飼っている人もいます。さらに、ペット同士のトラブルがご近所トラブルに繋がることもあります。
例えば部屋の中で犬に無駄吠えさせないのはもちろんですが、共有スペースで他の人や動物に吠えてしまわないなど最低限のしつけは必要です。
ペット可の賃貸物件には、通常の物件をそのままペット可能とした物件と、最初からペットと一緒に暮らすことを前提とした共生型の物件があります。
ペット共生型の賃貸物件は、近隣住民もオーナーもペットを飼うことに理解が深いため、ペットを飼う人の住みやすい条件がそろっています。
共有スペースに足洗い場が設置されていたり、部屋の中にはペット用の出入り口が設置されているなど、さまざまなペットへの配慮がなされているのでおすすめです。
さらに、入居後にしつけセミナーや相談会などサービスが受けられる物件もあります。
賃貸物件でペットを飼うときに気を付けなくてはいけないポイントについてご紹介しました。
ペット可の物件やペット共生型賃貸は、ペットを飼いたい人にとってとてもよい賃貸物件選びの条件といえますが、一方でそのぶん近隣住民への配慮も大切です。
ペットにとっても暮らしやすい賃貸物件を選んで、一緒に楽しく生活していきましょう。