「乗馬に興味があるが、敷居が高く始め方も分からない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
乗馬にはダイエット効果やリフレッシュ効果があり、単純に「楽しい」以外にも様々な魅力があります。
その一方で、乗馬は馬という大きな動物をパートナーにすることから敷居が高いと感じる方もいるようです。
しかし、実際は全くの初心者であっても丁寧に指導してもらえるため、過剰に怖がる必要はありません。
そこで今回は、乗馬を趣味にする魅力や必要な費用、事前準備などについてご紹介します。
乗馬には様々な魅力があります。もちろん楽しい気持ちだけでも大きな魅力になりますが、その他にも身体的・精神的なメリットが存在するのです。
乗馬を趣味にすることによって姿勢が良くなり、ダイエット効果を得ることもできます。
馬の上で上手にバランスを取るには、肩を大きく開き全身の筋肉や体幹を使ってバランスを取る必要があります。その結果、日常では使わない筋肉が発達し体幹も強くなるため、普段の姿勢も改善されるのです。
さらに乗馬では、馬の動きに合わせて腰を八の字に動かし続けるため、腰回りの引き締め効果も期待できます。
また、厚生労働省によると、乗馬の運動強度は5.5メッツであり、散歩や柔軟体操に比べて大きなエネルギー消費をするスポーツとなっています。
そのため、楽しみながらカロリー消費に繋がり、美しい体型を手にすることができる趣味であると言えるでしょう。
乗馬には心身のリラックス効果もあります。馬が歩く一定のリズムはライダーの身体全体を自然に揺らすため、リラックス効果があるのです。
「ホースセラピー」という言葉があるように、緑の中で馬と触れ合う行動は安らぎの時間となるでしょう。
また、馬の生活は朝が早いため、乗馬を行うと生活リズムの改善にも繋がります。
生活リズムが改善することで、心身が健康的になり日常生活をより一層充実させることが可能となります。
乗馬は小学生から50代60代の方まで、年齢を問わずに始めることができます。
実際にシニア歓迎の乗馬クラブも数多く存在し、安全面に最大限配慮したサービスが提供されています。
そのため「この年になって新しいことを始めることはできない…」と悩む必要はありません。
50代60代になっても始められるスポーツは他にはなかなかないため、何か新しいことを始めたい方にも大変おすすめです。
乗馬を始める場合は、一般的に「乗馬クラブ」と呼ばれる施設へ行きます。
しかし、一概に乗馬クラブと言っても様々なコースがありますので、入会する前にいくつか確認しておくべきポイントがあります。
ここでは、全くの初心者の方が乗馬を始めるための流れを解説します。
乗馬を始める際は、最初に「体験乗馬」への参加がおすすめです。乗馬クラブは基本的に会員制のため、入会金や会費を支払う必要があります。
しかし、乗馬や乗馬クラブの雰囲気が分からないままいきなり入会するのは不安な方も多いでしょう。
体験乗馬に参加することによって、乗馬や乗馬クラブの雰囲気を感じることができます。体験をした結果、続けたいと感じたら入会を検討すると良いでしょう。
また、体験コースの騎乗料は、会員の騎乗料よりも高めに設定されている傾向にあります。そのため、続けると決めたら早めに入会することで最終的な費用を抑えることができます。
乗馬体験へ参加する際は必ず乗馬クラブに予約を取りましょう。インストラクターや馬の数、馬場のスペースが限られているためです。
予約方法は電話かネットが主流ですが、最初の予約時は注意点の説明があることも多いため電話での予約がおすすめです。
乗馬クラブを選ぶ際のポイントは主に「立地」「乗馬スタイル」「料金」の3点です。
乗馬クラブの立地は、通いやすいほど良いと言えます。会員になる場合は尚更で、通いにくい立地の乗馬クラブを選択してしまうと途中で挫折する原因になりかねません。
料金プランも重要で、無理なく続けられる料金かどうかを確認しましょう。ほとんどの場合は乗馬クラブの公式ページに掲載されています。
また、一概に乗馬と言っても、乗馬スタイルには「ブリティッシュ」と「ウエスタン」の2種類あります。
日本ではブリティッシュが主流ですが、騎乗の仕方が異なる部分もあるため事前に確認しておくと良いでしょう。
体験乗馬に参加する際は、最初は近くの乗馬クラブへ行き、いくつかを比較しながら入会するクラブを決定するのがおすすめです。
乗馬を趣味にする際の不安点として挙げられるのが費用面です。乗馬の費用は「入会金」「会費」「騎乗料」の3つに大きく分けられます。
ここでは、各費用がどのくらいかかるのかを解説します。
入会金とは乗馬クラブへ入会する際に1度だけ払う費用で、15万円~20万円程度が相場です。設備や飼育頭数によっては30万円~50万円程の入会金になることもあります。
また、通常の会員以外に平日会員や学生価格など、様々なプランが用意されている場合もあります。自分の環境に適した会員になれば安く済ませられる場合もあるため公式ページを確認しましょう。
乗馬クラブに定期的に支払う費用には月会費もしくは年会費があります。年会費の相場は15万円~20万円程で、月会費の相場は12,000円~20,000円程です。
入会金と同じように様々なプランが用意されている乗馬クラブもあるため、自分に適した選択を行いましょう。
また、会費が安くなるキャンペーンが行われている場合は積極的に活用し、できるだけ費用を抑えましょう。
乗馬では、月会費や年会費のほかに1回乗馬するたびに発生する騎乗料があります。
騎乗料は乗馬クラブやプランによって様々で、1,000円~10,000円程度です。これには指導料や借馬料が含まれています。
また、騎乗をするたびに事故に備えた保険料も支払う必要があります。保険料は1回数百円が相場です。
乗馬を趣味にする場合、継続的に要する費用は主に「会費+騎乗料」となります。騎乗する回数は人によって異なるため、自身が乗馬を継続するために必要な額はいくらかを確認しましょう。
その他にもロッカーや装具のレンタル料がかかります。装具のレンタル料は合計2,000円~3,000円が相場です。
乗馬を長期間続ける場合は購入した方が安価になりますが、最初はレンタルで良いでしょう。
初めて乗馬に行く際に準備する物は主に以下の通りです。
・長袖(襟付きが望ましい)
・長ズボン
・タオル
・靴下
・スニーカー
・軍手
・水分
服は汚れる可能性があるため、汚れても良い服装を選びましょう。他に乗馬に必要な装具はレンタルが可能となっています。
また、服装は上記の物を最初から着て行っても良いですし、ロッカーで着替えても問題ありません。最初から着て行く場合は帰りの着替えも準備しておきましょう。
乗馬を趣味にする魅力や必要な費用、事前準備などについてご紹介しました。
乗馬を趣味とすることには以下のようなメリットがあります。
・姿勢が良くなりダイエット効果もある
・心身のリフレッシュができる
・年齢を問わずに始めることができる
乗馬を始める際は、体験乗馬からスタートするのがおすすめです。
体験乗馬では入会金を要せずに乗馬をすることができるため、乗馬や乗馬クラブの雰囲気を確認するのに最適です。
しかし、騎乗料は会員よりも高額になりやすいため、継続することを決めたら早めに会員となることを検討しましょう。
乗馬は敷居が高いと感じる人が多いですが、年齢を問わず始めることができ、様々な魅力が詰まっているスポーツです。
乗馬に興味がある方は当記事を参考にして、ぜひ体験乗馬から始めてみてはいかがでしょうか?